池ちゃんはこうだから偉いと別のところを褒めるのも、しょせんは別の権威付けにすぎない

邦キチの最新話に「ネットで面白い感想を言おうとしているけど言えなくて苦しんでる池ちゃん」というキャラが出てきて、まあそれが話題になってるっぽいんですけど、これ、前から私が言ってきた「呪い」案件なんですよ。
もうやめよう。余計な呪いをかけるのは。


オタクがオタクにかける、呪いとは?


私がずっと言っている「呪い」とは、

ネットに面白い感想・よくできた感想を出力し、それをオタク仲間に褒めてもらうことがオタクとして一番の価値であるという風潮、考えのことです。

これは映画バズ感想もそうだし、noteやブログにびっしり書かれた長文考察もそう。
この2つ、やってる人たちは対立してそうだけど、やってることは同じに過ぎないんですよ。
出力しているものの方向性が違っているだけで、結局は同じ価値観によって生まれてきているんです。


やめろやめろ、しょうもない考えは。


作品の感想を面白く言う必要などない。

作品の感想で深く考察する必要などない。

作品の感想でバズる必要などない。

作品の感想を褒めてもらう、認めてもらう必要などない。

作品の感想を面白く言えることが偉くなどない。

作品の感想で深く考察することが偉くなどない。


どれもしょせんは、暇人の遊びにすぎない。

暇人の遊びに勝手に権威をつけて、あの人はすごい、あの人はえらいとやってる暇人たちのツイッター。もちろん内輪で言うだけならいいですが、そうはならないのです。

そのうち、
アイツは面白い、アイツは面白くないと攻撃がはじまります。
アイツは自分の言葉で語れない、アイツの感想には内容がないと攻撃が始まります。

ガルパンはいいぞ」で終わらせるのも、8000文字の感想ブログを書くのも、どっちも暇人の遊びでしかないのです。偉くなどありません。


ツイッターにはすぐ他人のことを面白くないやつ面白くないやつと攻撃するやつがいます。
結局、そういうやつが面白の強迫観念を他人に植え付けまくってるんですよ。
しかし、赤の他人を面白がらせる理由などありません
無視しよう、そういう人たちのことは。

好きに見て、好きに読む、好きに書き、好きに生きる。それだけでいいんです。
みんなが認めるインターネットの偉いオタクの言うことに影響されるべきじゃないですよ。

面白いことなんて、重要なことでもなんでもない!


他人を面白がらせて金儲けしたいなら別ですが、そうでないならこだわるのはやめよう。

 

 

 

 

 

 


ここまでで言いたいことは終わったので、あとはぐだぐだ適当に書きまーす
私はブロガーでも感想書きでもないし、金を稼ぎたいわけでも褒めてもらいたいわけでもないので適当に続けますね。
「ちゃんとしたまとまりのある文章を書かなければいけない理由などない」ので。

 


池ちゃんの話自体はまだ続きがあるわけなので服部先生がどう着地させるのか、とっても気になるんですよね。邦キチって、結局やっていることはバズ映画感想に近い、というかスレスレだと思うんですよ。

くだらないとみなされるようなことを面白いとしてイジっていく手法で、それをみんなが一斉にやりだすのがバズ映画感想、一人だけで誰も見てない(失礼)映画に対してやるのが邦キチ、みたいな。
(もちろんツッコミのセンスがいいとかそういうのはあるわけですが、それは漫画の面白さの問題であって、今言っているのは手法の問題。)
服部先生にその自覚がないわけがないので、どうなるんでしょうね?
これは完全に余談でした。

 

んで、自分が言いたい前々から思ってることはどっちかというと、邦キチ的であることは悪なのか?ってことですね。

オブラートに包まない言い方をすれば、
出来があまりよくないとされている作品の何かずれているところを、面白いと表現することは悪意なのか?ってことですよ。
そういう邦キチ的なイジりを嫌う熱心なファンというのもいろんな作品で見てきているのも事実でして。

 

でも別に悪意じゃないわけですよ。(少なくとも私は)
正しい作品を正しく評価することだけを正しい受け取り方だと思っているから、そうでない受け取り方をするのは邪道で悪意だと勝手に解釈してしまっているだけなんです。

古田織部(漫画)は、微妙にひしゃげた器などを見て「一笑」しているわけですけど、それが器や作り手を馬鹿にしてやっていることだと思います?
しているわけがないですよ、面白いから「乙」だって言ってるのですよ!

 

ただこれ非常に難しく、実際には悪意がある人も当然いるのです。
「悪口を面白く言ってバズろう」というやつ、インターネットでは昔からありますからね。古くはガンダムSEEDいじりとか。実写デビルマン(見たことない)いじりとかもネットでは鉄板って感じです。

 

でもこの話をすると長くなるので、またそのうち気が向いたら続き書きますね。

おわり。