ビジネスパーソンが押さえるべき最新おっぱいアニメ20 <速報版>
アニメに疎い人も、今のデカチチブームはもはや無視できない。
2023年放送の最新の作品をチェックし、家族や部下との会話に生かそう。
解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ
事情を知らない巨乳鬼村娘がグイグイ来る話。
おっぱいを駆使してグイグイ攻めた結果、結婚出産までしてしまいます。
おっぱいヒロインと杉田ボイスの主人公、これで楽しくないわけがない!
サブヒロインも軒並みデカいですからね。OPで毎回揺らしてるのもありがたい!
スパイ教室
誰が呼んだかオッパイ教室。まずこのポンコツ気味メインヒロイン、とにかくデカい。
日常の会話シーンでもデカさがとにかく気になり続けることうけあいです。どのシーンでもデカい。
他にも色仕掛けが得意なキャラもおり、こちらもOPでそのデカさが際立っています。
極上だ!(2023年流行語大賞受賞内定)
お兄ちゃんはおしまい!
いやこれロリコンアニメだろ?と思われがちですが、巨乳描写にも非常に力が入っているので見逃せません。
爆乳ギャルの超ド級おっぱいはもちろんのこと、ロリ巨乳も完備しており隙がないですね。
勿論、小さい方の描写も異常なこだわりが見られるのでチェックしておきたいです。
英雄王、武を極めるため転生す~そして、世界最強の見習い騎士♀~
冬のTS三銃士の一角。
転生TSした主人公♀、まさに女騎士という風貌でおっぱいが強調される衣装を着ており、希少価値が大きいと思われます。
濃い目のキャラデザもあれやこれやを思わせていいものがありますよ!
あやかしトライアングル
おっぱいのサイズという点においてはそこまででもないのですが、
こういうお色気枠アニメは社会福祉として世界に必要なものなのであります。
露出度の高さも重要なファクターの一つですし、そこが安定供給されることは大事です。TSですし。
犬になったら好きな人に拾われた。
2023年冬アニメ・最大級の恐怖、犬狂い女襲来!!
犬狂い女こと犬飼さんの異常すぎる行動が一番の見どころではありますが、実はホラーではなくお色気アニメなのです。
おっぱいアニメかと言われると、「足」アニメとか、「ハウス」アニメという印象もありますけどね。(「ハウス」が何なのかは自分の目で見て確かめてみよう!)
トモちゃんは女の子!
登場人物に人格破綻者が多いものの、基本的には健全なラブコメ作品。
しかし、ボーイッシュ巨乳のトモちゃんのギャップ乳、天然ふわふわキャロルちゃんの定番巨乳と、
おっぱいはしっかり用意されているので安心です。水着回もありますし。
便利屋斎藤さん、異世界に行く
この作品のおっぱい枠といえば重装備の甲冑をまとったラエルザさんですね。
金属を溶かすスライムという神級モンスターによる鎧パージが最初の見どころです。
というか、こう見えて下ネタ大好きアニメなのでむしろチン〇ネタの方が目立つと言っていいでしょう。
斎藤さんの普通サイズチン〇を想像して発情するラエルザさんのところまで見てください。
Buddy Daddies
これこそロリコンアニメだろ!ヨルさんすらいないんだぞ!とスパイファミリーしか見ていない方から叩かれそうですが、
このアニメのおっぱい枠は保育士のあんなちゃんですよ!!
ふくよかな体に圧倒的な癒しオーラ、この作品を見ている視聴者の8割はあんなちゃん目的らしいです。
久保さんは僕を許さない
全くの無乳アニメ…そう思っていました、先週までは。
白石くんを誘惑する姉久保さんのシーン…デカい!明らかに!
こういうアニメのおっぱいシーンに精通すること、まさしく「教養」でしょう。
異世界はスマートフォンとともに。2
ここから今期アニメ。まずはイセスマから、今期最大級のおっぱいの持ち主が登場していました。
機械生命体のベルフローラ(CV.金元寿子)。ピンク髪で、間違いなくデカい。明らかにデカい。
おっぱいを揉ませて管理者としての試験を行うという謎のシーンもあります。あくまでサブキャラなので出番が少ないのが残念なところです。
鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
ピンク髪のデカチチと言えば、やはりこれは外せないご存じ乳柱。
今期では中心人物の1人となって活躍しているので、その暴れっぷっりに期待できるでしょう。
そこまで露骨に見せてくることはなさそうですけれどね。
異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~
どうやら作者が巨乳派らしいです。
他の作品との比較で、とてつもなくデカい!というわけではないのですが、
一撃姉さん、露出度まあまあの衣装が通常のスタイルなのでそこは評価ポイントになるでしょう。サービスシーンまでは期待できそうにないですが。
彼女が公爵邸に行った理由
作品としては女性向けだと思われますが、しかしよくよく見るとこの作品の女性主人公、まあまあデカい。
こういう作品での乳鑑賞、まさしく「教養」です。
イケメンと同じベッドで目覚めて、腰が痛いからやっちゃったんだ!と思い込んでいたところとかアホすぎて良かったです。
神無き世界のカミサマ活動
今期最大のダークホースと称される作品ですね。伝説の農作業シーンは必見。
こちら方面でも、一部で今期最ドスケベキャラとも言われるTS巨乳が原作者の知らない変態衣装で登場しています。(どういうこと?)
天国大魔境
これはこういう作品の枠なのか?と思われるかもしれませんが、「性」というのはこの作品でも大きな要素の一つになっていますよね。
だったらOKです。(別に不純な作品を扱う記事じゃないですから)
おっぱいどうこうの話もありましたし、憧れの姉の体に脳移植された弟という設定もTS的で楽しみがいがあるポイントです。
勇者が死んだ!
太ももに異常なこだわりをみせる主人公が登場する作品なので、どちらかというと太ももアニメというべきですが、
おっぱいを揉みたがる変態も登場するのでまあいいかなと思います。裸になるシーンもやたら多いですし。
現在、素晴らしい太ももを持つ親しい女性に憑依するという状態になっており、憑依型TSということで何かここでかぶってるのなんなんでしょう?
地獄楽
デカくなくともおっぱいはおっぱい。
露出度高めのエロエロくノ一の魔力には逆らえないってものです。
この前の風呂回も素晴らしいものでしたし、おっぱい描写になかなか力が入っているので見逃せない作品です。
僕の心のヤバイやつ
とにかくいろいろデカいよね。
市川くんは背が低いので、山田さんの胸部にちょうど顔があたるという点。これ重要。
最近の放送回でも山田のおっぱいに注目した変態作画がありましたよね。ヤバイ乳。
女神のカフェテラス
ラブコメの帝王、瀬尾王子による令和感なさすぎるハーレムラブコメ。
さすがは瀬尾王子作品というべき自然な流れから飛び出してくる豊富なサービスシーン、助かります。
おっぱいという点では、酔うとド淫乱になるキャラが1人おり、その娘がとてもデカいです。
私の百合はお仕事です!
極限ギスギス百合アニメに宿る巨乳派の魂。
熟練の視聴者たちは矢野の巨乳を決して見逃さないですね。
あのコンカフェに来る客、百合目当てだけじゃなくおっぱい目当ての客もいると思います。
映画を倍速視聴していたら闇の軍勢になってしまった件~タイパは人生を変えた~
※ふざけているのはタイトルだけです
さて、多くの人がいい加減飽き飽きしていると思われる倍速視聴問題。
邦キチでこのブログでも何度も批判してきた例の書籍が取り上げられたことで、またもや倍速視聴批判が巻き起こりました。
邦キチの作品自体には倍速視聴を批判する意図がないので、さすがに今回はそんなに盛り上がりはしないだろう?と思ったらそうはなりませんでした。
(といっても、トレンドに入るぐらい倍速視聴が批判されることは何度もあったので、それと比べると範囲はかなり小さい)
飽き飽きしているはずなのになぜいつまでも倍速視聴批判が続くのか?
今回出てきた様々な意見から、もう少し倍速視聴批判を考えてみたいと思います。
・世界を揺るがす、闇の倍速視聴者たち
今回の盛り上がりの特徴は、なんといっても闇の倍速視聴者たちの登場でしょう。
これは、若者はコンテンツに追われている、話題についていくためにやっている、といったものとはやや違う観点で、どちらかというと「時短で物事に詳しくなろうとしている」という部分が発展したものと考えられます。
どういうものか。
コンテンツを現代の大きな流れ、トレンドとして捉え、
「それらのトレンドを抑える」「(サブカル的な)知識を深める」そして「ビジネスに役立てる」。
これらを効率的に行えるのが倍速視聴、倍速でコンテンツを学ぶことは、ビジネスにおけるスキルを磨く行為なのだ。
細かい差異はいろいろあるでしょうけど、大まかにはこういう感じの存在なんだと思います。
作品を楽しむのではなく、意識の高い会話のやりとりとして、映画などの感想を言い合うことを目的としているだとか、そういったコンテンツから現代社会を読み解いたり、ニーズを見つけ出したりできるからビジネスに役立つ、みたいな考えをもつ集団がいる、ということらしいのです。
確かに、これは闇深いです。なんだか嫌な感じ、確かにします。こういう人たちが跋扈している。
いや、それ本当!?
そりゃ、一部の意識の高い人たちの中で、倍速視聴すれば効率的なんだよ!というライフハックが流行ってるというのはストーリーとしてはあり得ますよ?
しかし、そんな集団が大量に現れて倍速視聴を褒め称えて推奨しているような光景、本当に見たことあります?
よしんばいたとして、それが倍速視聴する人の大半にあたるなんてこと、どう考えてもありえなくないですか。
倍速視聴は若者の間で流行しまくっているんですよね?若者って、そんな意識高いヤバいやつらだらけなんですか?
倍速視聴はしゃらくさい大学生やサラリーマンがやるので印象が悪い
しゃらくさい大学生やサラリーマンが日本に大量に出現してるのならさすがにちょっとヤバいですし、確かにこの闇の勢力を恐れるのは理解できます。
でもそれは想像上の闇の勢力なのではないでしょうか?
現に、上記の発言をしているアカウントもその後「実際にいるのかは知らないけども」と言っていました。
知らないのに言ってるんですか!?
さすがにズッコケましたよ。
「知らんけど」が若者の間で流行しているみたいな(真偽の分からない)話を見たことありますけど、あまりにも美しい「知らんけど」が批判側から出てきたのでその話も眉唾なんじゃないかと思えてきました。
というか、この意識の高い闇の倍速視聴者を批判する流れ、明らかに邦キチの描写に引きずられてるんですよ。
自分は今までも何度も倍速視聴の話をしていて、どういう批判が出ているか見てきたつもりですけど、「意識の高い奴らがやってる恥ずかしいことだ」みたいな批判、今までほとんど見かけなかったですよ。
あの作中の描写はあくまで創作、ギャグの一部でしょう。
意識の高い人たちを実在性を感じるレベルでリアルに描くことに成功した服部先生が素晴らしいとしか言いようがないですが、
そこをベースに批判を始めてしまうのはかなり恥ずかしいことのように思います。
・倍速視聴は本当に意識が高いのか?
もうちょっと闇の倍速視聴者を考えてみます。
闇の倍速視聴者の行う意識高いバトルでは、倍速視聴していると言えば優位、勝てるということになると思います。
しかし、相手が「倍速視聴しないことの方が価値がある」という理屈を出してきたら、本当に勝てるでしょうか?
倍速側は効率の一点張りになるのに対して、
倍速を否定する側は、間の取り方がどうとか、作者の意図がどうとか、作品鑑賞とはなんなのかだとか、いろんな勝ち筋があるように思います。
というか、オタクもそういう意見が勝ち筋だと思っているから言ってるわけですよね。
つまり倍速視聴、意識が高いと言うには、弱くない?
倍速視聴を否定する方が、意識が高い発言できるように思いません?
「効率=意識が高い」みたいな考えに取りつかれすぎなんじゃないかと思います。
例えば、ものが少ないほうが効率いいよねという場面で、ものが多いほうが素晴らしいだろとは言い返されません。
ものをたくさん置くマニアとかいません(いても少数派)からね。あいつら意識高くてキモいとしか言えないわけですよ。
意識高くてキモいとしか言い返されないから、通用するのです。
でも、倍速視聴はガンガンに反論されてます。本当に意識高ぶれます?
よく考えてほしいんですが、倍速視聴、意識高いか低いかで言えば低いに分類されますよ。
倍速視聴を否定するほうが、どう考えても意識高ぶれますって!!
というか、倍速視聴を否定しているオタクは意識が高い!!!
それとも、意識が高い界隈では意識が低いことを意識が高いと言い張っているってことですか?
だいぶ無理があるように思うのですが。
・「効率を意識すること」を異端だと思いすぎている
今回、倍速視聴を否定している人にとても多かったのが、「効率なんて」という意見でした。
なんだか、効率を意識することをとてつもなく異常な行為だと思っているようなのです。
ちょっと不思議すぎますよね。
効率を意識するのは闇の倍速視聴者のやることだから、つまり異常で異端だと考えているのでしょうか。
しかし、時間を無駄にしたくない、お金を無駄にしたくないと考えるのは誰でもやっているようなごく普通の考えでしかありません。
あのラーメン屋はおいしいんだけど、行列ができていて2時間待ちです。
待ちますか?2時間は待てない?なぜでしょう。とてもおいしいのに。
最寄りのスーパーで買ったら120円だけど、20分自転車をとばして隣のスーパーまで行けば同じ商品を100円で買えます。
さあ、どこで買いましょうか?
このような例を挙げるまでもなく、誰もが効率を多かれ少なかれ意識して生活しています。
田舎の山奥に住んで、のんびりスローライフしていますという人が「効率なんて」と言うなら納得するしかないですが、
「便利で効率のいい都市部」に住むことを選んで「便利で効率のいい電子機器」に囲まれて生きている人間が、
自分を棚に上げて「ちょっとした効率」をあげつらうのっていったい何なんでしょうか?
確かに、この「効率」をあまりに突き詰めて考えると「意識が高い」闇の勢力と同じということになるでしょう。
でも、倍速で映画を見るという程度のことが本当にそこまで「突き詰めた」結果だと思いますか?
「2時間待ちのラーメン屋には並べない」これと同じレベルのことではないでしょうか。
ラーメン屋は食べたらすぐ終わりのものでしかないから2時間の価値はない!
しかし映画は素晴らしい芸術、作品であるから、2時間ぐらいは当然だ!
これはオタクの中でしか通用しないと認識すべきじゃないでしょうか。
2時間待ちのラーメン屋に並んでいる人に「たった2時間も待てないなんてつまらない人生だな」って言われたらどう思います?
あなたがやっているのはそれです。
動画サイトのプレーヤーについてる再生速度設定をいじるなんてことは、本当にちょっとした効率にすぎないのです。
・「早送りの本質」とは?
倍速視聴批判者がやることと言ったら、いつだって倍速視聴する人の動機の解明です。
そんなものは余計なお世話だろとしか思えないのですが、それをやってお金儲けしようと考えたのが例の書籍なわけです。
ですが、そもそも倍速視聴は異常だからそこには異常な動機があるに違いない!という決めつけをしているところが多すぎます。
ここまでも散々言ってきましたが、
再生速度設定を変更するなんてことはめちゃくちゃ簡単で普通にできることで、異常でもなんでもないんです。
だから動機だって単純明快ですよ。
多くの人にとっての倍速視聴する理由とは、
「ちょっと早く見れればちょっと得」で、これこそが本質です。
ちょっと得したら嬉しいよね。誰だってそうでしょう。
(この場合で言う「得」とは、結論を知れて得とか、あらすじが分かったら得ということではなく、楽しめたから得。)
店頭に同じような商品が並んでて、一方はちょっと安い。だったら、そこに強い動機付けがなくても安いものを買う。
それぐらいのこと、誰にだってありませんか。
倍速視聴はそれを実行するという強い意志によって行われると考えているのが大きな誤解であって、
まあこれぐらいは倍速でいいかな~、とか、別に大した動機がなくても簡単にできることなんですよ。
このことからも分かりますが、強い動機に動かされているのは安い方を買ってる人ではなく、高い方を買っている人です。
したがって高いほうを買っている人、ここでは倍速視聴しない人の方が、意識の高い発言をすることになります。
ではなぜ以前は倍速視聴という風潮がなかったかといったら、
「店頭の同じ棚に並んでいなかったから」です。今は並んでいます。
倍速視聴するためにちょうどいい倍速再生できる環境を自分で用意しなければいけないとなったら、倍速視聴する人は激減するでしょう。
「体験」は重視する風潮があるっていう話もありましたが、それも「環境がない」がほとんどの理由のはずです。
時短で体験できて「得できる」のなら、それを選ぶ人はいくらでも出てくると思います。
今までは「同じ棚に並んでないから横並びの選択肢になっていなかった」だけで、
同じ棚に横並びに陳列されたら消費者の行動は変わります。しかし、そこに大きな考え方の変化があるとは限らないでしょう。
ちょっと得しそうなことを選択するというのは、昔から誰でもやるようなごくありふれたことなのです。
・タイパという叩き棒
後ろめたいのか、タイパという言葉を作り出して正当化しているのがしょうもない
タイパというのはコストパフォーマンスの親戚、タイムパフォーマンスのことなんですが、
いや、そもそもね?
倍速視聴批判され始める前からタイパなんて言葉が流行っていたという事実があるんでしょうか?
倍速視聴する若者たち!彼らは作品の視聴をコストとパフォーマンスで考える。
時間がかかるというのはコストなのである。若者は、タイムパフォーマンス、タイパを重視しているのである!
どう考えてもこういう倍速視聴批判から生まれてきたような言葉ですよね?
そう、倍速視聴批判を正当化するための(他人にレッテルを貼ることを目的として使われる)言葉なんですよ。
少なくとも、ネット上でタイパという言葉を使っているのは、倍速視聴を批判したい人だけですよね?
倍速視聴をしてる人に、なんで倍速視聴なんかするの?って聞いたら、そりゃ効率がいいからって言うでしょう!
聞くからだよ、それは!!
倍速視聴する人の思考を解き明かす!みたいなこと言って聞いて回ったら、そりゃ効率がいいからって言うでしょう!
別に大して意味もないですよ~なんとなくだよ~とは言わないよ!
真面目に考えて、ちゃんと答えようとしますよ。そしたら、効率がいいから、って誰でも答えます。
でもそこに動機の強さは反映されていません。
同じ棚に並んでいる商品の安いほうを買う理由をいちいち聞かれたら、安くて得だから以外に言えませんよ。
得意げに早送りしてるって言ってくる
聞くからでしょう!!
我先に早送りしてるって言ってくるシチュエーションって一体何なんですかね。不自然すぎるでしょう。
それに、早送りしないと言ってるあなたも大概得意げですよ。
棚、棚と言ってますが、自分を棚に上げて他人を批判するのはやめたほうがいいです。
早送りしてるとわざわざ言ってくるの、あなたの普段の態度が意識の高いオタクでうざがられているからなのでは?
・自分たちの視聴態度は問わない不思議
自分を棚に上げていると言っていますが、倍速視聴する人たち、なぜか自分たちの視聴態度は度外視していることが多いです。
作品を鑑賞するための万全の環境、姿勢と健康状態を整えて、作品のみに集中して鑑賞する。
ここまでのことができている人がどれだけいるのでしょう。
倍速視聴の話はそんな大げさなことじゃない!と言われそうですが、
その通り、倍速視聴とはそんな大げさなことではありません。
ちょっと画質が悪い環境だとか、ついついスマホを見てしまうとか、映画館で隣の客が鬱陶しいとか、それぐらいのことでしかないんです、倍速視聴というのは。
少なくとも、「ツイッターで実況しながらテレビ見る」とかよりはよっぽど集中して見ているはずですよ。
なぜツイッターとのながら見するかって言ったら、その理由は時短じゃないですか?
1作品見終わってから感想を交わしあうことより、その場その場で反応していくほうが、あらゆる点で「効率がいい」ですよね。
なぜ画面から目を切ってツイッター見れるかと言ったら、
「一連の会話のやり取りが終わってだいたいこれぐらいのタイミングで映像にワンテンポあくシーンがある」というのを経験的に知っているからでしょう。
これと、「会話のないシーンは飛ばす」がどれほど違うと言うのでしょうか。
ではどうしてこんなにも自分のことは棚上げできるのか。
これは前回の記事で言ったことですが、
倍速視聴をしつこく否定してる人たちは「自分の大事なものが軽く見られている気がして気分が悪い」という感情で動いています。
つまり、憤りの本質は「軽く見られていること」なんですね。
自分に対しては「大事なものは軽く見てない」と思っているので、ここで話は終わりになります。
したがって、他人に口出しできるほど自分は立派な視聴体験をしているのか?は問題にならないのです。
「いや、我々だって他人に誇れるような視聴態度じゃないよね?」と言ってる人で倍速視聴だけ否定している人とか見たことありませんし。
映画のテレビ放送で一部カットされているものはどう考えているのか?も、この前回の結論から解を導けます。
映像をカットしている主体は視聴者ではなくテレビ局で、「軽く見ている」のはテレビ局なのです。
だからテレビ局には憤るけれども、視聴者におかしいぞとは言わないということになりますね。
・若者に理解を示したい老人問題
こういうのもありました。
倍速視聴、最終的に倍速視聴を許してあげなければいけないよねってなることも面倒
これ、単に倍速視聴叩きの面倒な点じゃないでしょうか。
倍速視聴叩き、どうしても若者批判の色がついてしまいます。(実態としてもそういうところが大きいので当然ですが。)
しかし、若者叩きをする大人って格好悪いよね、っていう認識が誰にでもある時代です。
そうすると、でも若者にも事情はあるよね。しょうがないよね。私が時代遅れだよね、という結論になってくるのです。
件の倍速視聴本もほとんどこの流れでてきています。
面倒なのは倍速視聴問題ではなく、若者に理解を示したい老人です。
そもそも倍速視聴、他人に許しを請う必要なんてありませんから。
倍速視聴許してくださいと言ってる人が発端ではありませんよね?発端はいつも倍速視聴を批判したい人ですよ。
・大人ほど都合のいいなろうテンプレでものを言う
タイパはなろうテンプレのチートそのもの
だからタイパをやりたがる
こじつけの極み。
「考察」が好きな人って何でもこじつけますよね。
消費行動を社会にこじつけるのがふた昔前のオタク論壇でしたが、
作品の趣味を個人の思想にこじつけるのは一昔前のオタク論ですよ。
チートで最強!を見てるのは、自分もチートで最強になりたいからなんかではなく、
チートで最強の主人公を見ることに単純明快な楽しさがあるからです。
努力してまあまあ強くなる作品が好きな人は努力してまあまあ強くなりたいと思ってるんですか?そんなわけないですよ。
追放系がウケているのは同じように追いやられてるやつらの願望だ!って、追放される人間、そんなにたくさんいますか?
こういう時代遅れの議論、ここで言うのは避けたかったですが、時代遅れの人が倍速視聴を叩いているなら仕方ないことのように思います。
今はなろうとかいう浅いくだらない作品ばかりが人気なのだ!という価値観のままの人がいますけど、
ちゃんと最新の作品をチェックしている人でそんな考えの人はいないと思います。時代に追いついてから時代を語りましょう。
だいたい、タイパをやれば利口になったつもりになれるからやっているのだ!って、これ、
倍速視聴を批判すればオタクぶれる、通ぶれるからやっているのだ!って言い返されたらおしまいですからね。意味がありません。
倍速視聴する理由を自分に都合のいいようにこじつけて理解したフリをする。これがあの一連の倍速視聴批判の正体です。
ここまでの話をざっくり総括して終わりたいと思います。
倍速視聴する人間に偉そうに上から目線で見られる!という「とてつもない被害妄想」を抱えている人たちがいるが、
実際にオタクを誇って、オタクをアイデンティティにしている人たちは、ほぼほぼ倍速視聴を否定しているという現実がある。
空想上の闇の勢力ではなく、現実を見るべき。
効率というのは誰もが考えている一般的な事柄で、一部の異常者だけがやっていることではない。
倍速視聴はとても簡単にできる非常に軽いカジュアルな視聴方法にすぎず、そこに強い動機を見出そうとすると誤る。
倍速視聴なんかしたら作品を正しく読み解けない、それでは一流のオタクになれないんだぞ!!って、そんな説教やめときなさいよ、おじいちゃん。なりたくないよ、一流のオタク。
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余談
いや、倍速視聴にはこういう見方もあるんだが?という意見、
もしくは、トンチキ倍速批判がありました!という報告をいただける場合、ここに名無しでコメントしていただいて結構です。
有料fanboxでこっそり反論してこれが利口なインターネットの使い方だと主張されるよりは有意義になると思います。
前回お寄せいただいた情報:
倍速視聴を批判している人の中に、
「倍速視聴しているなら、レビューに倍速視聴しているって書け!」という主張がありました。
私の見解:
そういう方は、まずレビューをありがたがるのをやめたほうがいいでしょう。
再生速度に限らず、レビュー・評論・批評というものは投稿者がどのような視聴スタイルをとっているかは全くの不明ですし、
レビュー投稿者の利害関係やどのようなバイアスがかかっているかも不明です。
仮にそれらが明記されていたとしても、それらが事実である保証はどこにもありません。
つまり、レビューが信頼に足るものなのかどうかはレビューの内容で判断するべきなのであって、
それができない、したくないのであればレビューを参考にするのは控えた方がいいと考えられます。
倍速視聴者が増えるとレビューの質が落ちる!と考えているのであれば、杞憂であるとしか言えないと思います。
倍速だろうが等速だろうが、いいレビューを書ける人は書けますし、書けない人は書けないでしょう。もし倍速視聴しているかどうかがレビューの質に著しい影響を与えるのであれば、見ればわかるのではないでしょうか?
オタクが倍速視聴を批判したくなる理由を考える
2年ぐらい前の記事で倍速視聴の話は同じような話が何度も何度も繰り返されているから、また1年後ぐらいに同じような倍速視聴の話が出ているでしょう、とか書いてましたが、
実際には1年おきどころかそれ以上の頻度で同じような倍速視聴批判を飽きもせずやっているオタクがいるので、そもそも何でそんなに倍速視聴批判をやりたがるんだろうか?という過去に言及した部分も含めてまとめておきたいと思います。
まず大前提として、倍速視聴というものは自分の端末の中だけでやっていることです。
他人が倍速で動画を見ても、それとは関係なく自分の端末では自分が設定した速度で動画が再生されます。
つまり、他人の倍速視聴が自分の視聴を妨害することはないわけです。
別に世間で倍速視聴がどれだけ流行っていようがそれによって自分の視聴が阻害されることはなく、無関係だと言えます。
よくこの手の議論では、倍速視聴する人やそれを取り巻く社会に問題があるから倍速視聴する人が出るのだと主張する人が大勢いますが、本当にそうでしょうか?
他人の倍速視聴を批判しなければ気が済まない人たちこそ、真の病巣なのではないでしょうか?
自分とは無関係な他人の倍速視聴を批判しなければ気が済まないことと比べたら、
「コンテンツの消費」だとか「話題に合わせたいだけ」みたいなことってどうでもいい個人の趣味嗜好じゃないですか?
と、いうことをよくある倍速視聴批判派の意見を見て確認していきましょう。
まずは、何かバズってたネット漫画から。
倍速視聴は料理の早食いのようなもの!
いやいやいやいや、よりによって料理に例えます?
料理ってそれこそ食べる時間って人によってバラバラですよね。
それぞれの人が、自分にちょうどいい速度で食べているわけですよ。
早食いでない自分の食べる速度が最善だって、これ何を根拠に言っているわけですか?
何か勘違いしているのかもしれません。
倍速視聴している人は、視聴を強要されているから何とか詰め込むために倍速視聴しているわけではないですよ。自分にとってその速度がちょうどいいと思っているからその速度で見ているだけなんです。
ゆっくりご飯を食べるのと、ちょっぴり早くご飯を食べるのと、それで何か大騒ぎするような違いがありますか。
そりゃあ、科学的に最もよいと思われる食事の速度は存在するでしょうけど、別にそんなこと意識してませんよね。
早食いする人だって友人と話しながらのときはゆっくり食べるでしょうし、同じように倍速視聴だってケースバイケースなんですよ。
なんか話が分からんなと思ったら再生速度に関わらず戻ってもいいですし、これはすごいおっぱいだ!と思ったら等速に戻して揺れを確認していいわけです。
1.25倍速視聴だと1.25倍速乳揺れしか堪能できないかと言ったら、そんなことはないんです。
倍速視聴は作者の意向に反している、作品を冒涜している!
これ引用リツイートで飛んできたことあるんですけど、作者の意向って何なんでしょう?作者って、神様なんでしたっけ?
なぜ作者の意向に従う必要があり、従わなかったら冒涜になるのでしょうか?
それではまず、「作者の意向」について考えてみましょう。
普通に考えたら作者の意向ってお金が欲しいということだと思います。
倍速視聴したらその分多く作品見れますよね?ではその分金を多く払う可能性も高くなると思いません?
オタクが1話を等速視聴して5万文字の考察ブログを書き上げてる間に、次々と何話も作品見てる人から落ちる金の方が多いと思いませんか。
倍速視聴はただの消費だとかいう人がいますが、つまりは消費しているのだから金はちゃんと落ちるし、消費せずに考察しても作り手に金は落ちませんよね。
お金が欲しいという作り手の最大の意向に沿っているのはどちらなんでしょうか?
と、まあこれはさすがに揚げ足取りみたいなことを言っているだけなので
作者の意向とは「作品をこう見てほしいという意向のことだ」と言われるでしょう。
間の取り方がどうのこうのっていうやつです。
でもそれって、「作者の意向」とは違いませんか?
それは「作者の意向」ではなく「表現されているものそのまま」ですよね。
表現されているものに作者の意向が全て正しく含まれているとは限りません。
表現されているものが作者の意向そのままであると、なぜ言えるんでしょうか。
それは、「私は作品から作者の意向を正しく読み解けているのだ」という驕りにすぎないのではないですか?
『倍速視聴した場合、そこから受ける印象は「表現されているものそのまま」とは異なる場合がある』
これが正しい表現ですよね。これを作者の意向と言い換えるのは、傲慢です。
さらにここで2つの反論を想定できます。
①「表現されているものそのまま」と異なる感想を持つのであれば、間違いだ。
②作者が意向を作品に正しく反映できていないとしても作品に出ているものが作者の意向とみなすべきで、作者の意向を大事にしないのは冒涜だ。
①「表現されているものそのまま」と異なる感想を持つことは、問題なのか?
別によいのでは?
「作品を正しく解釈し、読み取り、その結果を正しく表現」しなければならない。したがって、「作品を正しく解釈し、読み取り、その結果を正しく表現」することができなくなる倍速視聴は問題である。ということですよね。
そして、「作品を正しく解釈し、読み取り、その結果を正しく表現」できる自分たちは偉いということを言いたいんですよね?
いや、何も偉くないから。
そもそも今、議論に上がっている映像作品ってただの娯楽作品なのであって、それを正しく鑑賞して正しく評価・評論しなければならないなんてことはありえません。
仮に間違っていても、別にいいのです。
「この作品、話はどこにでもあるような話だけどヒロインがかわいくておっぱいがでかいから最高だ!」って言っても別にいいですよね?
「取り立てて語ることのないどこにでもあるような駄作だ」と切って捨てるのが正しいと決めつけているのはなぜなんでしょう。
「自分たちが正しいと考えている方法で、正しい感想をアウトプットできる、これが正しいことで俺たちにはそれができる、正しく作品と向き合っていないあいつらにはそれができない!」
言っているのはこれですよね?自分が正しいと思ってるから言っている。
自分たちは正しいと言い張りたいだけ。これを選民思想だと言っています。オタク選民思想。倍速視聴で出てくる感想は悪いものであると決めつける理由、選民思想以外にないですよ。
繰り返し言っている通り、倍速視聴する人にとってはその速度が最も見やすいわけですから、比較的好意的な意見が出るはずです。
「間延びしていてつまらなかった」と出力させることが「正しい」ことになるんでしょうか。一体誰が困っているのでしょう?
②作者の意向に従わないことは、問題なのか?
なぜ作者の意向というものをそこまで神聖視しているのか。そこが問題です。
作者の意向を神聖視するのは、それが「正解」だからでしょう。
つまり、その「正解」を読み解けるから私たちは正しい。これが作者の意向を重視する明解なロジックです。さっきと同じこと、オタク選民思想なのです。
「正解」から外れるものは間違い、悪であるから、冒涜なんだ!と言っているわけです。
しかし、オタク選民思想の持ち主以外は、別に「正解」したくて作品を見ているわけではないのです。
作品に対する「正解」を出して、それをオタク仲間に褒めてもらうことを最上の価値とするオタクたちのような価値観を、万人が持っているわけではないという当たり前の話なのです。
しかもこの「作者の意向」、自分が正解にたどり着きたいときには神のごとく崇め奉るくせに、自分の都合でいくらでも好きなように無視することも平気でやっています。
なんで「作品の間」みたいな部分は作者の意向から反した感想を持ってはいけないのに、それ以外の部分では作者の意向はあくまで作者の意向にすぎないとか好き勝手なことが言えるんでしょう。
格好つけて「作者が~」と言っているけれども、ようは「自分が~」なんですよ。
だいたい、「等速再生」だけにそこまでこだわるのはなぜなんでしょうね?
アニメ版ニーアのアクションシーンで、2Bの一瞬のパンツ(※レオタード)を見るために0.25倍速にしたら冒涜になってしまうんでしょうか?
動体視力を極めた真のオタクしかパンチラを拝めないとか、恐ろしすぎる世界です。
倍速視聴するようなやつらのレベルにあわせているから質がどんどん下がるんだ
そもそも質が下がっているのかという話もありますが、もし、作り手が倍速視聴する人に向けて作品をチューニングしているとすれば、その時、「作者の意図、意向」を大事にする人がするべきことは、「そんな作品を作るな」ではなく、「作者の意図した通り、倍速視聴する」のはずですよね?
都合のいいときだけ作者に言うことを聞かせようとするのはなぜなんでしょう。
ようは最近のはつまらんって言いたいだけのように見えますよね。
映像は本と違って間が重要
本当にそうなんでしょうか?
最初の方で出た食事の話もそうですが、単に時間を強制する方法がないというだけで、食事だろうが小説だろうがベストな速度は存在するのではないでしょうか?
そして、強制されないという理由でベストな速度を守る必要はないと考えていることは冒涜には当たらないんでしょうか。
料理を作る人も小説を書く人も、だいたいこれぐらいの速度でという想定はあるはずですし、じゃあその速度を守るかどうかをどう決めてるかというと、強制されるかどうかだけですよね?
そして、倍速視聴の機能がプレイヤーに存在する以上、もはや強制はされてないわけですよ。ただそれだけの話なんです。
客ならともかく作家志望が本の速読しているようではダメだ
言ってることは分かりますけど、これを作家でもなんでもない有象無象の一般人がこぞってリツイートするのって違和感ありますよね。
結局、速読じゃダメだろと言いたいがためにリツイートしているんでしょう。
どんな売れっ子作家だって、これは別にどうでもいいと思ったら斜め読みしてその辺に放っておくぐらいのことあると思いますけどね。
さて、ここまでを踏まえた結論を述べましょう。
我々素晴らしいオタクが好む素晴らしい作品たち、これを解釈する正しい方法は、
我々が決めた方法に決まっているのであり、そうでないことをするのは冒涜に決まっているのである。
それ以外の方法で正しい解釈はできないに決まっているのである。
これが倍速否定民が言いたいことの全てです。
と、言いたいところですが、ここまで思ってるのはネット論者的なごく一部の極まったオタクぐらいのもので、ほとんどの人はそんなに深くまで考えてないと思います。
倍速視聴って言われると、何か軽く見られてる気がしてイラっとする
そんだけの話でしょう?
いや、マジでこれだけのような気がしてきました。なんか本当にしょうもないですね。
俺が大事に思ってるものを軽く見るなよ!と言いたいがために、理屈を後付けしていっているわけです。後付けで嘘の理屈だから、あちこちに無理がある。
気持ちは分かりますけど、そんなに重く受け止めるようなことじゃないんですよ。
もう1回言いますが、「その速度がその人にとってちょうどいいからその速度で見ているだけ。」
そこに軽く見ているも冒涜もなにもないです。
その速度がちょうどいいという人が、倍速再生機能がない時代には目に見えなかっただけだと思いますよ。
裾野の広がりに貢献している、ぐらいに考えたらいいと思うんですけどね。
オタクなめんな。と言って鴨川叩いたところで、何も得るものはなかったでしょう?
まあ、金儲けのためだけに無駄に引き延ばした動画を倍速再生するときは、軽くどころか思いっきり見下してますけどね?
ケースバイケース、何倍再生だろうがゴミ動画はゴミ動画なのであって、それを再生速度でジャッジしているわけではないのです。
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以下、余談
一応言っておくけど、私の(あのゴミみたいな)ツイッター(フォロー非推奨)見たら分かる通り、リアタイ実況してるので等速で見てますからね、私は。
しかもリアタイだからCMまで堪能しての1話30分ですよ。(配信なら等速でも24分ぐらいですよね)
でもCMも見どころの一つ(ブルーレイを知らないキャラが宣伝するブルーレイのCMは最高)ですし、楽しいからそうしているだけで、正しく読み解くためじゃあありません。
だいたい、ツイッターしながら見てる時点で注意力散漫に決まっているので。
「ながら見」は良くて「ちょっと速度が速いだけ見」はダメってのはさすがに筋が通らないってもんです。
ツイッターのタイムラインに目を落とすのって、「間」のときじゃないのかなあ?
あとそういえば、ニコニコPC版の再生速度変更のUI、なかなかいいんですよ。
ニコニコはyoutubeと違って再生中にコメントを打つサイトなので、動画再生画面が全画面である必要がなく、シークバーやコメント入力欄は常に出ている方が便利なんです。
で、その常に出ている部分に再生速度が常時表示されている。
等倍以外は色がついてて分かるようになっているし、速度変更もそこからすぐできる。ゲーム実況動画とかは速度上げた方がいいと思ってるのでこれがなかなか便利で好んで使っています。
話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選 後半
前半はこちら
今年の年末、大きな話題となっているアニメ映画といえばスラムダンクですね。
後半最初の作品は、2022年2大バスケットボールアニメの一角です。
⑥Extreme Hearts #11「Run for Victory」
作品タイトルにもなっている「Extreme Hearts」とは身体能力を大きく向上させる「エクストリームギア」を使用したハイパースポーツ、つまりトンデモスポーツの音楽系女性芸能人大会のことです。
競技に勝てば歌などのパフォーマンスを披露する機会が得られるという、いま流行のウイニングライブ方式が取り入れられている作品なのです。
11話は神奈川県大会決勝戦、新鋭の主人公チームRISEと王者May-Beeが対戦します。
この大会は毎試合競技種目が変わるのですが、決勝戦の種目はバスケットボール。
ここまで来るとトンデモ感のようなものはほとんどなくなって、スラムダンク世代にはたまらない試合になっていましたね。
ジャンプボールはなんと身長差40cm。
May-Beeのティーナ・メルキースは身長195cmと、女子選手としては規格外の長身です。通称2メートル。May-Beeはアイドルチームですが、そこらへんのオタクよりデカいですね。エクストリームハーツの影響で女性アイドルが大型化していたりするのでしょうか?
対するRISEの葉山、売れないシンガーソングライターでしたが、歌の仕事を続けるという夢のために大会に参加しています。
スポーツこそ未経験でしたが、強い精神力とギアのサポートによるダッシュ力と跳躍力が武器のプレイヤーです。
とはいえさすがにこの身長差ではボールはとれませんでしたね。
May-Beeはリーダー桜井のアリウープで先取点をあげます。
ギアによる身体能力強化があるので、女子選手でもダンクを決めまくることができます。女子選手のプレーを豪快なものにするハイパースポーツ、見どころだらけですね。
ギアで身体強化されているときは、上記の通りユニフォームとボールのラインが光っているのでビジュアル的にも映えます。
経験も実力も上の王者May-Bee、第1クォーターを19-0で終了します。
いまだに1点も奪えていないRISE。この回20点とれ!
これまでに敗れていった、特に名前を憶えられていない人たちが観客席で解説しています。
(ほんと誰?)
30点差がついたら心が折れて終わりだよ!
第2クォーターも早々にMay-Beeに得点を奪われます。
ヤバいよヤバいよ~
敗れていったかつてのライバルたちの中に出川が…いるはずはありませんが、名前が分からないので仕方ないです。
30点差となるシュートを阻止する葉山所長!
カウンターでRISEが遂に初得点をあげました。
連続得点で勢いに乗るRISEでしたが、所長は先ほどの着地で足を痛めてしまっていました。
ケガを押して試合を続ける葉山所長、痛いだけだから跳べる!というわけでむしろ葉山無双がはじまり、RISEは12点差まで追い上げます。
アイキャッチもいいですね!抜かせてもらいます!
第2クォーターが終わって治療中、ここはもう当然あれですね。
いいからテーピングだ!
さすがにそのままは言えないので「とりあえずテーピングだな」でしたが…
試合に戻ってからも痛みに耐えてボールを拾い続ける葉山所長。所長が拾ったボールを前線の仲間が得点につなげてくれています!
エクストリームギアによる空中移動シュート
デカすぎんだろ…
さらにMay-Beeはフルコートプレスを仕掛けてきます。やっぱりスラムダンクなのでは?
久々のルール説明テロップ!
バスケットカウントワンスロー、これもスラムダンクぶりに聞いたワードです。
RISE追い上げムードの中で場面転換。こちらもこれまでに敗れていったライバルたちです。
「違うよ、RISEがリードしてるの!」
大胆なカットの間に逆転したRISEでしたが、May-Beeにも意地があります。試合最終盤で同点です。
これはもう絶対ブザービートになるだろうと確信しながら見れるラストプレーも素晴らしかったですね。両チームともに必死なのが伝わってよかったです。
汗でしっとり葉山所長
想像以上にちゃんとバスケをしている上に、1試合を1話の中に見せ場たっぷりで入れきっているのもお見事でしたし、この次の最終回も良すぎましたね~。
いまどきケガを押して試合かよみたいな意見もありましたが、スラムダンクなんだから問題ないんですよ!
ということで映画スラムダンクも見ましょう。
(私はまだ見ていないので適当なことを言っています)
実況民三大覇権、バディゴル、ヒラガ、エクハ全部入れたかったので今年は入れてみましたが、まあいいでしょう!
気を取り直して?、なろうアニメって、スローライフが人気だったりしますよね。
お店を開いたり、農業なんかも人気のありそうなジャンルです。
現実には田舎に移住してスローライフを志した人の95%はカフェ(飲食店)を開いているんですけどね。(※ソースはテレビ朝日系「人生の楽園」)
現実とアニメファンの希望とは少し異なっているのでしょうか?
そんなことはどうでもよく、今年最も注目されている農作物といえばトマトでしょう。
続いてはトマトが出てくる大人気作品を取り上げたいと思います。
⑦農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。 #10「農民とアシパラの街」
ちなみにこの作品のトマトはトマトじゃなくてトマテらしいです。
トマトじゃなくトマテなので現代社会のトマト栽培の常識はトマテに通じるとは限らないわけですね。非常に姑息巧妙な作品設定です。
この10話でスポットの当たる野菜はアシパラ(アスパラでない)です。
アシパラを巡る陰謀、鍛え上げられた農民スキルも炸裂する最高の回でした。前回がシリアスだったからおかしくなってしまったんでしょうか?
ドラゴンを農民パンチで瞬殺し当然のように美少女を拾う、自称農民のアル君。
ここまで開始1分。このスピード感。
助けた美少女から、街の様子がとにかくおかしいので調査してほしいという依頼を受けることに。詳細は不明ですが、とにかくおかしいらしいです。
その街はアシパラの名産地で、究極のアシパラが作られているためアル君も乗り気になりました。めちゃくちゃアシパラについて語るアル君。
お前、農業のことになると早口になるよな。農業するシーン、あんまりないのにね?
街への道中でアル君大好き女オーク軍団に襲撃される定番展開(これ必要?)もありましたが、無事街に到着。しかし街の様子は異常です。
モップを構えている門番!
明らかに目がヤバいお店のおっちゃん!
野菜踏み付けおじさん!
さらわれるアル君!
どうなってんだよこのアニメ街…
煙の出るアシパラクレープ!
アシパラドリンクを垂れ流す店主!
さらわれるアル君!
どうなってんだよこのアニメ街…
事態解決のため、アシパラ革命によって街を豊かにした領主宅を訪問するアル君。
アシパラの絵画
この領主、実は人類を支配しようとしている魔族に洗脳されていたのです!
すっごい目が光ってます。
拾った美少女も家族を人質にとられ、魔族の指示で動いていたためピンチに陥るアル君。街中心の女神像が洗脳装置であることをベラベラ話し始める魔族さんでしたが、その時、女神像が破壊されます。
なんと、アル君を簀巻きにしてさらっていた2人組は実はアル君の仲間であり、監視を逃れるためアル君をさらったフリをして作戦会議を行っていたのです!
マジかよ!?
トンチキギャグかと思ったら実は伏線だったという、絶対予想できるわけがない展開に魔族も視聴者も度肝を抜かれました。
領主の洗脳を解くため、トドメはアシパラアタックです!!
「食べ物ごとき」じゃねええええ!
アシパラを心から愛している領主は、アシパラを食べて洗脳から解放されました!
この爽やかな甘みと深いコク…なぜ忘れていたのだ、アシパラへの愛を…!
最後は必殺農民パンチで魔族を撃退してフィニッシュ!
本当にとんでもないアニメでしたね、農民関連。
果たして来期以降の農業アニメはこれを超えることができるでしょうか?
農業から一転して今度は理系たちの最終決戦(?)を見てみたいと思います。
⑧理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ #12「君がありのままでいられる事を証明してみた。」
作品自体は理系を名乗る異常者カップルがいちゃつきまくるラブコメなのですが、
この2期最終回では理系に関係ない悩みと理系でない異常者を理系の異常者の異常行動で解決するあまりにも理系すぎる展開が鮮やかすぎたため選出しました。
理系異常者にツッコミを入れる常識人ポジションだったキャラが実は普通のツッコミ要員でないことが明らかになっていくのが2期のストーリーのひとつになっています。
その普通子ですが、道場の子に生まれ幼いころから鍛えられた結果、中学時代に憧れの先生に投げ技をかけて破壊してしまっていました。
このことがトラウマとなり、普通であることに執着していたのです。
これはエクストリームハーツでも戦えそうなエピソードですね。ハイパースポーツに興味ありませんか?
そんな普通子に告白してフラれてしまったのが一見して人のよさそうな式城君です。
前回まで結構いい雰囲気だったこともあったのですが、普通であるために式城君と付き合う選択に普通子は疑問を持ち始めていたのです。
しかし式城君には隠された本性があり、フラれたことでそれが明らかになってしまいました!
「ここでフるなんて普通じゃないよ!」
デデーーーン
トラウマを刺激され、なおも迫る式城君を投げてしまう普通子!
「普通じゃないよこんなの!!」
ドガーーーン
式城君も反撃し、隠し持っていたスタンガンを普通子に喰らわせて拉致してしまったのです!
とんでもない急展開です。これ何アニメ?
式城君は不良仲間たちと拉致した普通子に暴行しようとしますが、普通子の態度に怒って先走った不良をやってしまう式城君。
「僕、またやっちゃいました?」
式城君、恐ろしいサイコ野郎です。どうやら親からの虐待でこんな性格になってしまったようなのです。
「君が普通じゃないからいけないんだよ!!」
ガガーーーーン
この流れ何回やってんだよ!
式城君はなおも普通であること(=式城君と付き合うこと)を求めます。
いや、もう無理だよ、このアニメは普通じゃないよ!
「もう何が普通なのかわかんないよ~~!」
少なくともこのアニメは普通ではない!!
再び普通子に拒絶された式城君、諦めてついに普通子に普通の暴行をしようとします。
やべーぞ!
そこに現れたのは先輩の理系異常者、雪村君です。
理系の能力を駆使して、普通子がここに囚われていることを突き止めたのです。さすが理系。
しかし、力では劣る理系の雪村くんが数でも勝る不良たち相手にとった作戦とは。
颯爽と取り出したプロジェクターを使ったプレゼンテーションです!
あ、これはいつものリケ恋ですね。普通です。
普通子が普通であろうとしなくてもいいといった感じのことを遠回しに説明し続ける雪村君。しばらくの間は話を聞いてくれていた不良たちですが、さすがに実力行使に出ます。よく聞いてたな、今まで。
激しい暴行を受ける雪村君ですが、硫酸などの劇物(の偽物)で脅す理系ハッタリによって不良を撃退します。逆に追い詰められた式城君。
「なんでここまでするんだよ!」
「それは貴様が!理系を怒らせたからだ!」
ぎゃああああああああああ!
これもうアスパラを口にぶち込んで洗脳解除する農民とほぼ同じですよ。
式城君たちはやってきた警察によってあえなく逮捕となりました。
あ、警察コスプレしてるこっちの子がメインヒロインの理系です。というか警察来てるところで警察コスプレってどうなんでしょう。
全く予想できない壮絶な最終回、猛烈なスピード感もあって本当に盛り上がりましたね。そりゃあ原作者も大満足なアニメに仕上がるわけですよ。
果たして第3期はあるのでしょうか?
そういえば、普通子は結局理系異常者の雪村先輩を好きになってしまったので、普通を脱却したと思ったら確定カップルに横恋慕する負け役になってしまっているように思うのですが、果たして普通子の明日はどっちなんでしょうか?
ハーレムの正しさを理系が証明してみるしかないですね?
そういえば、もう一つ年末の大きなイベントと言えばM-1グランプリがありますよね。
お笑いをテーマにしたアニメといえば、あの名作「まえせつ」を思い出す人も多いかと思います。
お笑いをアニメで表現するのはやっぱり難しいのですが、今年も果敢にチャレンジする作品が登場していました。
⑨てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!! #10「ピニャータの章」
お笑い選手権「てっぺんグランプリ」の優勝を目指す女子漫才トリオを描く、感嘆符が多すぎるアニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」。
この時点でまえせつに負わされた心の傷が開くような痛みを感じるアニメファンもいるかと思いますが、そこは心配無用です。
お笑いのネタ披露そのものよりもお笑い修行と称した謎特訓に重きが置かれている楽しいアニメなのです。
お笑いアニメにも夢があるということを示した作品と言えるでしょう。
どの回も非常に面白いのですが、誕生日を巡るあまりにもくだらない駆け引きが繰り広げられた10話を今回は選ぶことにしました。
この日に誕生日を迎える2人ですが、自分から誕生日をアピールすることなく誕生日をみんなに祝ってもらいたい、プレゼント大量ゲットでやりたい放題したい!という邪な思いを抱えています。
その手段として思いついたのが、誕生日にSNSで上がる祝福の風船をみんなにさりげなく見せてみることなのです。
その時、タイミング悪くテレビ画面に「風船ハラスメント」の話題が!SNSでの誕生日アピールはハラスメントだった…?
まさかモンスー脳もハラスメント…?(ハラスメントまがいと言えなくもないようなこともありますけどね?)
風船アピールは頓挫しましたが、誕生日アピールでプレゼント大量ゲットをあきらめない貪欲な2人。
誕生日プレゼントは欲しいけど誕生日プレゼントはあげたくない、従って自分の誕生日はアピールしたいが相手の誕生日アピールは妨害したいという高度(?)な駆け引きが発生したのです!
カレンダーにケーキの絵を書いたらそれにそっくりの妖怪ツノドーナツが報道されて失敗。ちなみに妖怪ツノドーナツの中身はアメリカの警察官らしいです。どういうこと?
母親に電話をして誕生日を祝う言葉をみんなに聞かせようと思ったら、父親が家を出ていってしまったという衝撃の事実を聞かされてしまってこれも失敗。
このあとも芋版作戦、ソースせんべい作戦、マニキュア作戦、いずれも失敗に終わります。バカバカしい作戦がしょうもないオチで頓挫するという展開が続くのが結構楽しいんですよね。会話もお笑い風味で軽快なんですよ。
失敗が相次いだため、ここでとっておきの作戦が発動します!こんなこともあろうかと用意していたピニャータを使用します。
ピニャータとは中にお菓子やおもちゃなどを詰めた紙製のくす玉人形(wikipedia参照)であり、中から大量のお祝いメッセージとともに登場することで誕生日をアピールするという切り札なのです!
いや、メッセージカード多すぎるでしょう。
ところがまさかのネタかぶりが発生します!そんなことあります!?
ともかく、相手より先に壊れればいいというわけで激しくぶつかり合う2人。しかし、装甲が堅すぎたためいつになっても壊れません。さすがに2人とも疲れてきました。
「ちょっと待て、これは、ツノドーナツ!!」
どういう伏線回収なんだよ!?
全く回収する必要のない伏線回収です。確かに漫才にもありますけどね、伏線回収系のオチ。
この終わらない戦いは素直に誕生日を主張する者の登場でドロー(?)
めでたいことを主張して何が悪いの!という大正論です。
ハ、ハハッ、今日は僕の誕生日だ。
実はみんな誕生日なのを知っていて、誕生日アピールしていたこともバレバレだったという綺麗なオチがついたのでした。
次回、ピニャータの章!
!?
本来テレビ放送では10話の次週は諸事情で放送中止になっていた2話が放送される予定だったのですが、なぜかBS日テレのみ2話の放送ができなかったためこの10話が2週連続で放送されることになってしまいました。
他局で問題なく放送されるエピソードを流さずに風船ハラスメント回を連続で見せる、これこそ風船ハラスメントだろ!という全然嬉しくないオチがついてしまったのも2022年のエピソードのひとつとして残すべきかなと思いましたので選出としました。
年末にこれ以上の長い記事、書くのも読むのもだるいと思うので、
最後は久々に、あっさりと僧侶で行きたいと思います。
⑩ハーレムきゃんぷっ! #2「混浴秘湯で楽しみませんか?」
いろいろな作品があるComicFestaの通称僧侶枠、今年も男性向け、女性向けと様々なタイプの僧侶枠が放送されましたが、その中でもとにかく衝撃だけは随一だったのがこのハレきゃんでしょう。
前回のあらすじ
ソロキャンプを行っていた山道健介は、キャンプ場で装備が足らず困っている少女たちを自分のテントに泊めることになる。その夜、健介は酒に酔った勢いで、少女を襲ってしまう。
普通にアウトだろ!
もともと女性向け僧侶では犯罪スレスレの行為はつきものだったのでいつものことでしたが、男性向け僧侶であるとビビりますよね。
ちなみに襲ってしまうと書いてますが1話時点ではまだ最後まではヤってません。
2話はその翌朝から始まります。
襲った少女に睨まれる山男。通報されないだけ御の字です。
山男は秘湯があるから行ってみては?と促しますが、実は秘湯などというものはなく、ただ混浴の温泉に誘導して裸を見たいだけだったのです!
クズかよ!?
しかし女の子たちの中の1人には見抜かれており、逆に山男に迫ってきます。
そのまま温泉でやってしまいました。まあこれは正しいエロ漫画なので良いでしょう!
後日、少女たちの学校に教師として赴任してきたのはあの山男でした。
教師なのかよコイツ!ヤバすぎるだろ!
衝撃のシーンすぎましたね…2022年の中でもトップクラスだと思います。この後も教師の自覚が全くない言動を繰り返しているので世も末ですよ。
そもそもこいつらキャンプにテントすら持ってこれていない上に、キャンプ知識も道具もないままキャンプ部を設立してキャンプしようとしているんだからヤバいです。
ちょっとゆるキャン△でも見て勉強してきてくれませんか?
というかこのアニメ、キャンプじゃなくてもよくないですかね?目立ったキャンプ要素と言ったらこの隠し方だけでした。
結局、余計なところから絡まれただけだったような…
とにかく、モラルがヤバすぎるものは楽しいので楽しかったことは間違いなかったですね。
歌も印象に残りますし。
といったところまでで10本終わりました。
今年も10話では足りないほど面白いアニメばかりでした。
来年も「今期アニメが過去最高クール」の精神で楽しんでいきたいと思います。
話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選 前半
ここ数年、年末に調布FMでアニソン忘年会という(ダサい名前の)ラジオ番組があります。
今年1年間のアニソン縛りで4時間の間いろんな曲が流れる実況民御用達の番組です。
それを聞いてると、今年も楽しいアニメがあまりにも多すぎたなあって実感できるんですよね。
なにしろ、4時間かけてもまだまだ物足りないって思ってしまうんですから。
その点で言うと、10選ってかなり少ないですよね。
これほど大量に面白いものがあるのに、たった10に絞るなんて…。
いろいろ苦心した結果なのであれがないこれがないというのはお許しください!
さて、今回も内容カラッポのくせに前置きも長いし記事も縦に長すぎると思われている説が濃厚ですので、できるだけシンプルにしようと心がけております。
本記事はファスト神回ということで、警察に捕まり始めない程度にやっていこうと思います。よろしくお願いします。
2022年の流行語大賞と言えば、そう、「アルゼンチン代表GKのトロフィー 気持ち良すぎだろ!」ですね。世界的サッカー大会が開催された今年、アニメ界でも多数のサッカーアニメが放送されていたことはご存じの通りです。
その中でもレジェンドサッカープレイヤークラス、いわば本田圭佑級の作品が復活を遂げたことは最も印象的なできごとでした。
サッカーイヤー最高級の作品、おそらく話数単位10選参加者からの人気も間違いなくトップであるのがこの作品でしょう。
①シュート!Goal to the Future #13「始まり」
伝説のサッカー漫画「シュート!」に現代的な要素を山盛りにした傑作、「シュート!Goal to the Future」。神回、もとい、神谷回が非常に多い作品ですので、選出も割れているのではないかと思います。
ここでは、ワールドカップ決勝戦に勝るとも劣らない盛り上がりを見せた最終戦を選出することとしました。
最終回で描かれたのは静岡県大会の決勝戦。掛川高校の対戦相手は因縁の野間田高校です。掛川高校は先制点を決めたものの、即座に取り返され同点とされてしまったところまでが前回の内容でした。
自分たちは強豪・野間田から先制点をとれるチームであるという自信をもとにチームを鼓舞する掛川のエース辻ですが、野間田の戦術は辻の徹底マークです。
さすがにこんなに囲まれたら背景でピクピクするしかありませんね。
辻とBL的因縁の深い野間田高校の天才・小久保は、漫画シュート!の伝説的名場面である「久保嘉晴の11人抜き」を号泣しながら令和に再現させるという恐るべき選手で、
得意技は瞬間移動と煽り口撃です。
小久保の瞬間移動を止められない掛川は2点目を許してしまいました。しかし辻も執拗なブロックを突破して反撃に出ます。
このシュートは!
漫画シュート!の主人公、田仲俊彦に伝授された掛川城壁シュートです!
小久保の強い当たりにも負けず強烈なシュートを放った辻ですが、ボールはキーパーの正面へ。
野間田のキーパーは吹き飛ばされこそしましたが、ゴールは許しませんでした。
ここで前半が終了、2対1で野間田のリードです。
勝負の後半、掛川イレブンは漫画シュート!の闘将・神谷監督の教えを胸に野間田に挑みます。ボールを持ったら一歩でも前へ!前へ!
野間田の猛攻を必死に凌ぐ掛川高校。一方、煽り返されてメンタルの弱さを見せているのが小久保です。とにかく情緒不安定すぎるのも小久保の怖いところですね。
かつてサッカーから逃げてゲームばかりやっていた辻(ここ現代要素)ですが、
今では全員で夜のプールに全裸ダイブするほどの心強い味方を手に入れました。
全裸でプールに飛び込む元闘将・神谷篤司
BLに挟まる男
仲間、そしてライバルである小久保への想いを込めた辻のシュート!
野間田のキーパーはまたも吹き飛ばされながらこれを阻止します。
が、その弾いたボールは強烈にバウンド、ゴールに突き刺さりました!
さすがにこれは防げないでしょう。ボールも、たまに物理法則に反した動きをするぐらいがちょうどいいゲームバランスなんです!
幻の左!!辻のやつ、やりやがった!!
ウオーーーーーーーッ!
2対2の同点となったこの局面で、これまで独善的なプレーをしていた小久保も突然改心。ようやくチームとしてまとまってきた野間田高校が3点目を挙げます。野間田高校が再び1点リードとなりました。
野間田高校内のゴタゴタの発生と解消が早すぎます!これぞまさに決勝戦です。
残り時間1分。絶体絶命の掛川高校ですが、最後まで攻め続けます。ボールを持ったら一歩でも前へ!
残り時間は10秒。かつてBL的嫉妬心からチームを崩壊させたこともある眼鏡君から辻へバックパスがつながります。
ボールにエネルギーをチャージ、激しく輝き始める辻!
必殺のシュートが放たれ、野間田の選手を吹き飛ばしながらボールはゴールへ向かいます!
(この選手、死んでない?)
が、野間田のキーパーがこれを顔面で止めゴールはならず。
ここで試合終了のホイッスル。掛川高校は敗れました。
この試合のMVPは野間田のキーパーだと思います。
この後、自分は勝ったのに辻が負けたことに対して号泣する小久保や辻のベッドに裸で潜り込む小久保など、恐るべきホラー展開も待っていましたが…
掛川城はいつも彼らを見守り続けてくれているのでした。ありがとう、掛川城…
いやー、本当に熱戦でしたね。
最高の試合、最高の作品でした。ブラボー!
オタク、サッカー好きか?
今年も様々な事情から放送を延期する作品が相次ぎました。
そんな中、どんな状態でも止まることなく2クールを駆け抜けた作品もありました。
その「乙」作画に注目しないわけにはいかないでしょう。
②惑星のさみだれ #5「騎士 東雲半月」
アニメ化発表時には多くのファンから喜びの声が聞かれたほどの作品でしたが、放送開始後は他の作品に注目が集まったためか、なぜかあまり名前を聞くことがなくなってしまいました。
私は原作漫画を読んでいませんが、当初のファンの声には熱さを感じていましたし、もちろん、アニメも楽しませていただきましたので選出となりました。
その選出の最大の理由は、なんといってもこの回に登場する犬でしょう。
静止画では分かりませんが、頭が固定で足だけが動く散歩シーンがあまりにもよすぎました。本当に中毒性がありますよね。
球詠の行進とさみだれ犬の散歩を並べて小一時間眺めたい。
この後のエピソードで出てくる馬も、明らかに馬の走り方をしていないことがよくありましたよね。犬はいいですが、馬はちゃんと描かないとダメですよ、馬は!(私情)
リードが消えて飛び出す犬。
そりゃあリードが消えたら犬も飛び出すでしょうね。
そして、黒塗りの高級車から子供をかばって死んだ犬。
このシーンもやたらと印象に残ります。特に犬の顔が。
というか、犬、車、子供の位置関係、これで正しいんですかね?ちょっと違和感あるんですが…(そもそも道路にも違和感ありますけど)
この後、飼い主さんも年下の仲間をかばって死にます。
死に顔まで犬そっくりですね。
ポテトチップスうすしおの消失。
これぐらいはこの作品世界では日常的に起こっていることなのでしょう。たぶんサイキック。
角度が変わったときにモノが消えてないか注目して見てみるのも楽しいですよ。
この回、一応最後まで見たときには意味のある回になってはいるのですが、初見でこの回を見た時点では「突然出てきたキャラがよく分からないうちに突然死んだ」というだけのストーリー的にもなんとも言えない話にしか見えないのも楽しさを加速させていましたね。
一応フォローしておくと、この記事のためにこの回を見直したところかなり伏線山盛りでした。作画が「乙」すぎると、ストーリーってなかなか頭に入ってこないんですよね。面白さのバランスって難しいです。
有志の比較調査によると、BDでこの犬、ちょっとだけ修正されているらしいですよ。
https://twitter.com/2nd33587205/status/1585460193462480897
いつの時代も鉄板の人気コンテンツと言ったら、忍者です。
忍者が出てきて面白くならないことがあるでしょうか?
「4ウソ」「アキバ冥途」これらの忍者も最高のものでしたが、真に忍者を楽しむなら同期の本格忍者アクションでしょう!
③忍の一時 #9「暁が照らすもの」
いかにも漫画原作っぽく見えますが、この作品はアニメオリジナル作品で、巻き込まれ型の主人公が決意を決めて行動するのが終盤というあたりもいかにもオリジナルアニメという印象です。
この回は終盤の一歩手前の悲劇が起こる回という位置づけで、主人公サイドの伊賀の里に甲賀忍者が攻め込んでくるというところです。
操作が難しすぎるキーボード。これは確かに忍者でなければ扱いきれないでしょう。
伊賀に攻め込んできた甲賀の大軍勢、しかし実はこれはロボット、「機械忍者」だったのです。甲賀の戦力は伊賀の10倍もの勢力となっています。伊賀が落ちるのも時間の問題なのでしょうか。
大量の機械忍者を相手に必死の防戦をする伊賀忍者たち。それにしても機械忍者というワードがすでに面白すぎます。
主人公・一時(いっとき)の提案によって機械忍者を鹵獲して調査したところ、機械忍者には長時間稼働するエネルギーがないことが明らかになりました。機械忍者のエネルギーを充電する設備が近くにあるとの推測を立てました。
甲賀サイドも簡単に技術を盗まれてしまうような運用はいただけませんね?
機械忍者の充電拠点はさくっと見つかったので、これを爆弾で処理します。
(物凄い大爆発だったので、人間忍者も巻き込まれてると思うのですが…)
機械忍者が停止したことによって、いつも会議ばかりしている甲賀の偉い人たちも大混乱となり、伊賀への侵攻は失敗に終わります。10倍もの戦力があったのに情けなさすぎるだろ!
伊賀の別動隊によって伊賀頭首の救出にも成功、甲賀に味方する暗忍も捕らえられ牢に…
入っていましたが、牢屋内で印を結んで術を発動しました。
ちゃんと拘束しとけよ、暗忍(忍者警察みたいな人たち)!うっかりすぎるだろ!
伊賀忍者の紅雪(こうせつ)を遠隔コントロールして伊賀頭首を人質に「伊賀秘伝忍核」の奪取を試みます。
一度は母の愛の力で正気を取り戻したかに見えた紅雪でしたが、結局頭首は死亡してしまいました。殺しちゃったら秘伝忍核手に入らないでしょうに…
当主が死んでから突入してくる伊賀忍者たち&主人公。
あれだけ長く話してたのに伊賀忍者たちはのんびり遠くから屋敷を包囲して待機し続けておりました。頭首が人質にとられている状況で、何をやっているか分からないほど遠くまで離れてのんびりしてしまったために…
うっかりすぎるだろ!敵も味方も中立組織もうっかりすぎるだろ!
まあ、誰が犯人なのか?という展開のためなのは分かるんですけれども。
この後、追悼EDが流れ、次回、奪われた者たちの逆転劇が…始まりそうですが、まだ始まりません。結構溜めが長いんですよねえ…
次のスーパー戦隊の脚本がどうやらこの作品の脚本・シリーズ構成を担当された方らしいです。
特撮ファンの方も、どうでしょう、放送が始まるまでにこの「任侠忍者アクション」をチェックしてみては。
そういえば、アキバ冥途戦争のメイドを忍者に置き換えてギャグをなくすと忍の一時になりそうな気がしますね?
このブログには珍しいかもしれませんが、2022年に大きな話題となった作品もとりあげておきたいところです。
女の子2人組のコンビで、裏世界の戦いが描かれて、百合で、弾を撃つ、そう、アレです。
④BIRDIE WING -Golf Girls' Story- #8「ファイナル・バレット」
第1部と言える闇ゴルフ編のラストにあたる回で、裏社会から抜けて表舞台を目指すイヴとこれまで裏社会でイヴの面倒を見ていたローズ・アレオンによる土地の再開発の権利をかけての勝負が決着します。
裏社会の仕事で片手を失っていたローズの右手は義手だったのですが、ここまでの勝負で負荷をかけすぎたために義手が破損してしまいました。
スムーズかつテンポのよすぎる片手を失った経緯説明も入ります。
ゴルフアニメの絵面じゃないんですよ。
ローズは義手を失ってもう戦えないかと思われましたが、ローズの闘志は折れておらず、片手のまま勝負は続行となります。
表の世界を目指すイヴへの最後の壁となって立ちはだかるローズ。
片手で放つ必殺ショット!
紅蓮のローズ・バレット!
片腕だけでのショットを見事に決めたローズ。
対するイヴも直撃のブルー・バレットで応酬します。
いかにもな悪役として出てきたヴィペールさんがちゃんとしたキャディーをやっているのも面白いです。
↑かつての姿
↑現在の姿
さしものローズもそろそろ限界が近づいています。
裏の世界にどっぷりハマってしまったせいで腕を失ったローズですが、もし表の世界に行っていたらどうなっていたか?それを表の世界に行こうとしているイヴとの対戦で確かめることができると考えているのです。
イヴに勝てば、今までの人生を後悔できる。
ゴルフ人生のラストショットとなるであろう、紅蓮のローズ・バレットを放ちます!
完璧なショット、これはピンに絡む!
そのまま入っておしまいなさい!(この人はローズ側の雇い主です)
バカな!そんなバカな~!!(この人はイヴ側の雇い主です)
外野のリアクションがいちいち面白いんですよ。
入れ!入れ!
惜しい~~!
ほんと、いいリアクションしますねえ。
対するイヴのファイナル・バレットとは!
まだAパートしか終わってないのですが長くなってきたのでここまでにします。
決着含めてこの後も面白すぎたので見てない人は見たほうがいいですよ。
2022年ベストバウト10選に入る勝負でした。
ヴィペールさんもいい悪友になりすぎだし、また何か言ってるシャア(CV池田秀一)もシャアだし、ラストシーンも印象的です。
で、そのラストシーンの次回から女学園ゴルフ部でパヤパヤ編がはじまってしまうのも本当にヤバいので、さらにその続きが描かれる来年の2期放送も本当に楽しみです。
「バディゴル」をとりあげたなら、当然これもセットにならなければおかしいでしょう。
前半ラストはこちら。
⑤ヒーラー・ガール #3「お掃除、ラン・ラン・ラン」
昨年ごろからヒーラーが大ブームとなっていることは有名だと思いますが、その中でも見た目の異常さでは群を抜いているのがこの作品でした。
西洋医学、東洋医学と並ぶ第三の医学、歌で病気やケガを治す「音声医学」というあまりにも怪しすぎる行為をテーマにしている一方で、ストーリーそのものは地に足のついたものも多く(ヒーラー自体は治療のイメージ世界の中ではよく浮いていますが)、そのギャップもまたこの作品に引き込まれる要素のひとつになっていますね。
この3話はミュージカル回のようなもので、まあ、ミュージカル回なら面白いに決まっていますし人気エピソードなのも確実です。
ヒーラーの仮免試験を控えた見習いヒーラーたち。ヒーラーのひらひらの薄い服、エッチだよなあ、なんて思っていたら歌い始めます。歌いながら試験勉強をしているんですね。開幕早々、この回は最高なのでは?という予感がします!
愉快なポーズ
師匠たちが歌に参加してくるのも楽しすぎます。
一緒に勉強に励む見習いヒーラーたち。苦手科目も克服したいところです。
合格祈願もバッチリ行って、いざ本番。
ヒーラーボーイもいるんですね…
試験が終わって燃え尽き状態の見習いヒーラーたちを、師匠は町の運動会に連れていきます。
町内運動会~♪ここからの流れがたまらない!
運動会ではライバルのヒーラー、ソニアちゃんに挑発されて勝負をしますが、ここでも歌いながら話が進んでいくのが本当によすぎましたね。競技中も雑談中もずっと歌ってます。歌っているのは3人のみ、ソニアちゃんも歌っていないので会話の落差も楽しいところ。
歌いながらのスポーツはなかなかの異常さですが、歌いながらのほうが力が発揮されるらしいです。普通は考えられないですが、師匠たちがそう言ってるんだからそうなんです。
パン食い競争最強のかな
これまで歌っていなかったソニアちゃんも歌い始めてヒーラーの平安名(玲美)とバチバチです!溜めただけあってついに歌に乗ってくるシーン、本当に最高です。
勝負の決着をつけるべく1000mのスプリント勝負(馬基準?)に挑みます。
ソニアと玲美が競り合いをする中、猛然と追い込んで来る響ちゃんま!
いや、走り方よ。(当然歌いながらやってきています)
響ちゃんま1着!
なんか走るのは得意だったらしいです。
あ、C級ヒーラー試験も合格してました。
#ヒーラー・ガール 🎶
— 礒部花凜 (@Carin_Official) 2022年4月18日
第3話ご視聴ありがとうございました🥰
いつにも増してはちゃめちゃに賑やかだった第3話いかがでしたかー??? Bパートはほぼアドリブで歌ってて、アフレコもすごく楽しみながらみんなで試行錯誤して収録しました✌🏻
次話からまた新しい一歩を踏み出す彼女たちをお楽しみに✨
アドリブであの素晴らしい運動会を…
ありがとうヒーラーガールズ…
このアニメ特有の胡乱すぎる異常な治療シーンこそない回でしたが、単純に楽しかったのでこの回にしました。
↑胡乱すぎる異常な治療シーンの例
といったところで前半はここまで。後半もなんとか年内に…
できました。
独占配信を批判する理由は自分が不便だからで完全に十分だ
この数年ぐらいでしょうか、定期的に独占配信批判の話題が出てくるようになりました。
独占配信批判の古参()としてもスルーはできないところです。
まずは過去エントリを参照します。
この記事では、独占配信批判が遅すぎたMX圏内の人たちのことを批判しています。
腹いせみたいな記事ですね(笑)
地方民にとっては独占配信というのはずっと昔から大きい問題でした。
「何をいまさら」と言いたくなる感情ぐらいは理解していただきたいところです。
ですが、この記事で一番重要なのは、
「Amazonプライムで独占配信して作品を囲い込むことが許されているのに、ウチのサイトで独占配信をしてはいけない理由はない。」
Amazonプライムは契約者が多いからいいけどFODは契約者少ないからダメなんてのは視聴者側だけの理屈で、
契約者数少ないならなおさら独占配信で契約者数増やしたいと考えるのが当然
この部分なんですよ。
以前は独占配信なんて迷惑なことをやっていたのはほとんどAmazonプライムビデオでしたね。
加入者が多いサービスだから、大して問題視されてなかったわけです。というか、今もあまりされていない感があります。
しかし「Amazonプライムだけは良い」といったいいとこ取りは、やはり存在し得ないのです。
さて、今回の話になりますが、独占配信批判のツイートがバズってて、まあいろいろと分かるんですが気になったのは以下のような意見。
・ようは金を払いたくないだけだろ
流行る流行らない論はともかく、「だけ」というのはよくわからないんですよね。
金を払うかどうかってかなり大事なことでしょう?
独占配信は消費者にとって不便・不利益だから批判される、という、当たり前の話なんですよ。
独占配信が横行しまくったらどうなるか。
まず、どのサイトで何が配信されるのか調べ回らないといけなくなりますよね。
あっちこっち調べて、ここではこの作品が、あっちではあの作品が、とちゃんと覚えておく必要があったりします。
いざ見るとなった段階でも、これを見るときはここのサイト、あれを見るときはここのサイト、といちいち切り替える必要が出てきます。
そして、毎期いろんなサブスクサービスに入会したり、退会したりしなければいけないです。
そんな面倒で不便なこと、したくないんですよ!!!
これを面倒だと考えてない人はそもそも大してアニメ見てないんじゃないかと思います。
もし私より多くのアニメを見ていて、首都圏在住でなくて、
あちこち加入するのも別に気になりませんが?という人がいたらその方にだけは謝りますので言ってきてください。
ネットでのアニメ視聴といったら、古くは違法アップロードされたものが中心でした。
ニコニコを本編違法アップロードの大元といったように記憶改変している人もいますが、Youtubeのほうが先です。
Suzumiya Haruhi no Yuuutsu ep1 1/3 (←30分枠実質24分の3分割か、OPEDカットの20分2分割みたいな記憶)
なぜ無料の違法視聴から有料のVOD利用に変わってきたかというと、結局は有料サイトのほうが便利だからですよ。
これは分からない人にはわからないものだと思いますが、違法サイトでアニメ見るの、結構めんどくさかったんですよ。
どこに何がアップされるかなんてことは確約されていないし、いつあがるのかもわからない、そしていつ削除されるかもわからない、作品数が増えれば増えるほどこれらを管理して理解してまとめるコストは爆増します。
こんなことに時間と手間をかけるより、月数百円払った方がいいよね、となります。(収入がない人は知りませんが)
なのに独占配信だらけになったらまた手間かかるじゃん!嫌だよめんどくさい!
アマプラやdアニメストアの独占があってもあまり批判されないのは、結局は便利だからということに尽きます。
普段はテレビで見てる作品を、うっかり忘れてしまったとします。
そのとき、dアニメストアを開いたら、その作品タイトルがトップにもう出ている。そこから数秒で視聴できる。
この安心感と利便性はとてつもなく大きいものと言えます。
ところが独占配信でコンテンツがそこになければ、その1話のために他サイトと契約するか、諦めるかを選ぶしかないわけです。
不便・不利益を選ぶか、コンテンツを諦めるかになります。
あるいは、この作品は独占配信だから本放送を見逃せないな、と考えること自体も生活の質を落とすと言って差し支えないでしょう。
で、ここまでの話で、ひねくれ逆張りネットオタクはそれでも「わがまま言ってるだけ!」とか言ってくるわけですよ。
人が便利で快適な環境を求めるのは当然のことで、提供されるサービスに「いや、不便だからやめろや」ということのどこがおかしいのか全く分かりません。
事業者が提供するサービスに文句を言わずにありがたいありがたいと言って素直にお金を払うことだけが正しいというのは理解できませんし、というか、そんな人間はいまだかつて見たことがありません。
「独占配信ぐらい金払ったらいいだろ」って言ってる人だって、他のサービスには文句つけてるでしょう。
自分にとっては重要でないから許せているだけにすぎません。
もし、私は提供されるどんなサービスにも文句なんて言わないが?という人がいたら言ってきてください。
あなたはあらゆる事業者にとって都合のいいカモ神様なので、大々的に評価されるべきお方です。
こういう意見もありました。
・独占配信で入ってくるお金とかがあるから作品が作れるんだぞ!
まあ、実際そういうことはあるんでしょう。
でも、それって私が言ってきた「利便性」の話と関係あります?ないですよね?
「独占配信があると流行らないから商売としてはダメだ」と主張する人にぶつけるならアリだと思いますが、私はそのような主張に与していませんのでよそでお願いします。
というか、今回の騒動はそういう「独占配信、一斉配信のせいで流行らなかった」という主張だったせいで、いろんなツッコミで足元すくわれてるんですよ。
この作品は独占配信だから流行らなかったと主張したところで、独占配信じゃなかったら流行ったかどうかはわからないわけなので。
そもそもが配信形式に関わらず流行らない作品のほうが圧倒的に多いわけですから、揚げ足とられ放題になります。
その他の珍見解
・毎週盛り上がるのがいいなんてのは老害、楽しみ方変えろ
これは一斉配信に関する意見ですが、老害の意味分かってるか?
このほかにも、消費者側が業者側にあわせろ的なことを言っている人もいて、「お客様は神様です」の裏返りである「商売人様は神様です」の存在は恐ろしいものだなと感じました。
ニーズは消費者のものです。商売する側の都合に消費者が過剰に忖度する必要はありません。
お客様は神様ではありませんが、それでも依然として客であることに変わりありません。
あと個人的な趣味の話で言えば、私のネット視聴はニコニコの配信が中心で、つまりはコメントありで作品を見たいと思っています。
テレビ放送で1度見て、またニコニコで見る、というライフスタイルですが、独占配信だとこれが断たれるので残念というのもありますね。
人気作品は本放送の実況者も多いし直後にいくらでもネットに感想転がってますが、そうでない作品もありますから。
いろんな作品をいろんな様式で楽しみたい。今風に言えば、視聴スタイルの多様性を失わせる、といったところでしょうか。
(ちなみにプレミアム会員なのでタダだからどうのこうのという指摘はあたらない)
最後に、じゃあどうするか?といった点について、自分の考えを置いておきます。
個人的に心掛けていることはこれです。
「コンテンツを人質にとられたら、見殺しにせよ」
消費者の意思表明は結局は消費行動によってなされるわけなので、いくら独占配信嫌だと言ったところで、独占配信目当てで契約者が増えるから独占配信があるわけです。
惚れた弱みにつけこまれるとどうしてもそうなってしまいます。これは独占配信に限らない、様々なオタクコンテンツの場でも起こっていることでしょう。
しかしそこを堪えて、なかったことにする。
独占配信で話題にならなくて悲しい、というファン感情は理解しますが、「独占配信のものは話題にしない」は立派な対抗手段であります。
独占配信のものは見ない、語らない、盛り上げない、何に対しても絶対1円たりとも落とさない。これを全員がやればいいと思っていますが、さすがにそれは無理なので個人でもどこまで貫くかは難しい問題ですね。
ちなみに過去記事でも言っていますが、私はAmazonプライムにも加入していません。
悪質独占配信サイトなので。
20220809 追記
独占配信の話題がまだまだ盛り上がっていたので、さらに面白い見解を発見できました。
上記の結論(提言)と同じことを意味する「見れない作品はないものとして扱えばよい」という主張をしているアカウントに、以下のような反論がありました。
わざわざそういうことを言う時点で負けなんだよ
…何の話?
誰と誰がどういうレギュレーションで勝負していると思っているんでしょうか?ちょっと謎すぎて典型的なツイッターしぐさって感じがしますね。勝ちを宣言したら勝ち。
「触れないって言ってるくせに触れないって主張してる!お前の負け!」
これ、何の意味がある意見なんですかね?
ついでに他の意見もとりあげておきます。
〇〇だから見れないなんてのは努力が足りないだけだ!
ここまでこの記事をちゃんと読んでいる人にはもはや説明は不要でしょう。努力させられること自体がマイナスなのであり、ユーザーが利便性を求めるのは妥当でしかありません。
こういう主張をする人はツイッターの改悪見にくいぞ!って思ったら、文句言わず努力して見やすい環境にすべきと考えているのでしょう。(もちろん、べき論の外では個人的にもそうするけども) まあ、努力することはいいことですから、何事も文句を言わず頑張ってほしいものです。
今後も面白見解が見つかったら追記しますので情報募集中です。
セレクトセール高額馬所有数ランキング(99~21)
過去に行われた全てのセレクトセールにおける高額落札馬、ここでは額面で1億円以上、つまり税抜価格が1億円以上の馬の数を集計します。
netkeibaなどでは税込価格が記載されていますが、消費税率が変動しているのを考慮するのが面倒なため、ハンマーが落ちた表示価格1億円以上を対象としました。
また、グループ化の基準ですが、馬主の個人・法人名義はもちろん、親族についても同一グループとみなします。
その他、競走馬取引のエージェントや馬主グループ、代行者による落札も存在しますが、それらについては馬主名義をもとにグループ化します。
(例)
落札者「グローブエクワインマネージメント(有)」の馬のうち、馬主名義が里見治となっているものについては、
里見治氏および(株)サトミホースカンパニーの馬としてカウントする。
実際には複数馬主による共同所有というケースもあり、そもそもセレクト高額馬は牧場側との共同所有(半持ち)になっているケースも多いと推察されます。
しかし外からではその実態はわからないため、一律代表馬主名義のみで判定しています。
野田順弘・野田みづき [(株)ダノックス] 44頭(2歳以下9頭) 重賞勝12(6頭)、G1勝4(3頭)
断然の1位となったのはやはりと言うべきか、オービック会長野田順弘氏とその妻野田みづき氏の夫妻となりました。
順弘氏はダノックス名義で冠名ダノン、みづき氏は冠名ミッキーを使用しており、G1でも頻繁に名前を見かける馬主であります。
オービックは会計ソフト勘定奉行などでおなじみであり、野田順弘会長は資産35億ドル(2022年5月)を誇る日本トップクラスの資産家です。
2000年ごろから夫婦で馬主として活動しており、とりわけ2012年以降からはセレクトセールで高額馬を多数落札しています。
2歳以下を除く35頭のうち重賞勝ち6頭、G1勝ちは3頭です。
牝馬2冠のミッキークイーンが一番の成績で、去年、今年とダノンの高馬がクラシックで1番人気になったものの勝つことはできていません。
他にも多数いる同世代馬は結果が出ていませんが、1頭ずつでもクラシックに本命を送り込んだだけでも上出来ではあります。
最高落札額はフォエヴァーダーリングの2019(ダノンマイソウル)の4億円で、現在のところ4戦して未勝利となっています。
他には、満を持して名付けられた感のあるダノンカイザー(ゼラスキャットの2015)が全く振るわない3戦0勝に終わっているのが哀愁を誘いますね。
合計落札額 73億9100万円(税抜) (3歳以上に限れば56億4600万円)
2022/6/20までの獲得賞金合計 17億4548万円
セレクト高額馬のみだとかなりのマイナスですが、ダノンの稼いでいる馬はケイアイファームとの取引で購入した馬が多くなっており、非ノーザン馬が大きく稼いでいる傾向があります。ミッキーの実績馬はノーザンが多いですが。
ロードホースクラブはケイアイファーム傘下の一口馬主クラブなのですが、ロードの馬が重賞で結果を残せない中でダノンばかり勝っていることには会員も不満があるようです。
とはいえ現在は一口馬主クラブ人気が高騰しているため、ロードも盛況ではあります。
島川隆哉 33頭 重賞勝12(6頭)、G1勝3(2頭)
((株)ジェイ・エイチ・エス、(株)ジャパンヘルスサミット名義の落札を含む)
セレクト高額バイヤーの代名詞的存在であった冠名「トーセン」の島川氏が2位です。
かつてはセリで高額な外れ馬ばかり買わされている馬主というイメージが強く、億越えの落札を大量に行っていましたが、近年はあまり高い馬は買わなくなっています。所有馬のほとんどがこれまで所有してきた馬を使った自家生産に切り替わっています。
島川氏は健康食品の販売などを行う株式会社ジャパンヘルスサミットの社長です。
本業はともかくとして、競馬に関しては馬思いのオーナーブリーダーであります。
島川氏が設立したエスティファームは自家生産の拠点で100頭近い繁殖牝馬が繋養されている規模があり、トーセンのプライベート種牡馬も繋養されています。
合計落札額 50億7000万円(税抜)
2022/6/20までの獲得賞金合計 23億0910万円(豪州分含まず)
大きく稼いでいるのはやはりトーセンジョーダンになります。
G1勝ちこそ1勝ですが高額賞金のジャパンカップなどで好走していることもあり、7億を稼ぎ出しています。
残るG1勝ち2勝はトーセンスターダムの豪州分です。
トーセンスターダムは豪州移籍時にオーストラリアンブラッドストックが権利の50%を取得、残りのオーナーとして島川氏、ノーザンファームの吉田氏の名前が記載されており完全に手放しているわけではないということで加算しています。
(ということはもともとは島川氏とノーザンファームの共同所有だった可能性が高いですね。)
最高落札額3億3500万円のダンシングキイの2002(トーセンダンス)は1戦0勝で終わっていますが、その後はエスティファームで種牡馬となりました。
同様に、ウインドインハーヘアの2009(トーセンロレンス)など結果を残せなかった良血馬もエスティファームでプライベート種牡馬となっていることも多いです。
ケアレスウィスパーの2012(トーセンバジル)はアドマイヤ近藤利一氏の元妻、近藤英子名義の落札馬ですが、トーセン冠名でオーナーも島川氏になっていますので何らかの取引があったのでしょう。
里見治 [(株)サトミホースカンパニー] 33頭 重賞勝12(4頭)、G1勝3(2頭)
((有)ローズヒル名義1頭、グローブエクワインマネージメント(有)名義3頭を含む)
エージェント経由の所有馬を含めると33頭となる里見治氏が同頭数の2位となります。
里見治(はじめ)氏はセガサミーホールディングスの代表取締役会長であり、社名からも分かる通りサミーの創業者です。
当初は冠名には「サミー」を使用していましたが、セガサミーの経営統合後ごろからは「サトノ」を使用、2017年からは法人馬主名義として「サトミホースカンパニー」を使用しています。
長男の里見治紀氏も馬主で、冠名は「キャル」、妻の里見美惠子氏は冠名「ミエノ」となっています。
1990年に馬主資格を取得、本格的に馬主として競走馬を多く持ち始めたのは2006年以降ということになるでしょう。
このころ、グローブエクワインマネージメント経由で高額馬を所有しているので何かきっかけになったのかもしれません。
個人としてセレクトで高額馬を大量に落札しはじめるのはその少し後、2012年ごろからのようです。一時期の爆買いぶりと比べると、直近はやや控えめに見えます。
合計落札額 57億2400万円(税抜)
2022/6/20までの獲得賞金合計 26億4320万円
最高の実績馬はもちろん菊花賞と有馬記念を勝ったサトノダイヤモンド。
かつてはサトノはG1を勝てないと言われていましたが、サトノダイヤモンドの菊花賞勝利から一転してG1勝ちが続きました。
ただ、その後は勢いは止まっておりサトミホースカンパニー名義になってからはG1を勝てていません。
故障して引退となったサトノレイナスのほかデビューまでたどり着けない高額馬も続き、2021年から2022年6月現在まで重賞勝ちがありません。
今年後半で巻き返せるでしょうか。
フサイチエアデールの2006を落札した「ローズヒル」は競走馬取引エージェントではないかと思います。
登録馬主が里見治となっているため合算していますが、サトノ冠名でもありませんし共同所有していたのかもしれません。
「グローブエクワインマネージメント(有)」はいわゆる山本オーナーグループですので詳細は後述。
山本英俊氏はフィールズの会長ですので、パチンコ業界仲間ということになるでしょう。
金子真人 [金子真人ホールディングス(株)] 32頭 重賞勝7(4頭)、G1勝1(1頭)
数多くの歴史的名馬を所有し、今なお個人馬主としてはトップに立つ大馬主、金子真人氏が32頭で4位です。
金子氏はCAD/CAMシステムを手がける国内大手、株式会社図研の創設者であり、現在は代表取締役会長を務めています。
90年代から馬主となり、現在は法人名義として金子真人ホールディングスを使用しています。
セレクトセールには初回から参加しており、所有した名馬の中にもセレクトセールで落札した馬が数多くいます。
ディープインパクトを7000万円で落札しているなどあまり超高額馬に手を出している印象はありませんでしたが、近年はセレクトセールの価格そのものが高騰しているため億越えの購入頭数も増加しています。
合計落札額 52億5700万円(税抜) (3歳以上に限れば41億8200万円)
2022/6/20までの獲得賞金合計 17億4377万円
最高落札額はジョコンダⅡの2018(シテフローラル)の2億6千万ですが、現在のところは2勝どまり。
むしろ2010年代以降の高額馬で活躍した馬が少なく、ポタジェがようやく今年G1を勝ちました。金子氏と言えどもセレクト高額馬はなかなかの鬼門だということでしょうね。
庭先取引の馬や委託している繁殖牝馬による自家生産馬、あるいはそこまで高額でないセール馬の活躍のほうが目立ちます。
今年の2歳世代には5頭の億越えホースがいるので期待したいところです。
近藤利一(近藤英子・近藤旬子) 22頭 重賞勝9(4頭)、G1勝2(1頭)
「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が5位の落札数となります。
近藤利一氏は建築解体業、合建の元会長で、2019年に77歳で亡くなられています。
80年代から馬主として活動し、とりわけ00年代ごろにはアドマイヤ冠名の馬が多くの大レースを勝利していました。
近藤英子氏は長らく利一氏の妻として競馬ファンにも知られており、自身も競走馬を所有してG1勝ち馬も出していました。
しかしながらその後離婚しており、利一氏の後妻となったのが近藤旬子氏です。
利一氏が亡くなった後、所有馬の多くは旬子氏に引き継がれました。
アドマイヤの表彰式に出席した若い女性は娘なのか息子の嫁なのか、はたまた新しい妻なのか、話題となったこともありましたね。
合計落札額 48億3100万円(税抜)
2022/6/20までの獲得賞金合計 15億6169万円
超高額落札馬がいることもあり、頭数の割に合計額が大きいです。
大レースでの活躍はアドマイヤグルーヴぐらいしかおらず、
特に2004~2006生まれ世代あたりはデビューまで行けない馬が続いていますね。
5億8千万という超高額のイルーシヴウェーヴの2017(アドマイヤビルゴ)は落札額からすれば全然ですが、勝ち上がれてある程度の結果は残しています。
利一氏が亡くなった後、妻に引き継がれず大塚亮一氏が馬主となった2頭はともにかなりの高額馬ですが、どちらも未勝利。
このまま旬子氏は競馬界から離れていくのかと思われましたが、一転してセレクトセールに参加して驚かせました。
アイムユアーズIIの2020もすでにアドマイヤ冠名がついています。
実態は共同所有となっている可能性もありますしアドマイヤがこの先どうなっていくのかは微妙な情勢でしょう。
小笹芳央 15頭
比較的新興の馬主である小笹芳央氏が6位となっています。
小笹芳央氏は経営コンサルティング業、株式会社リンクアンドモチベーションの創立者、代表取締役会長CEOです。
2014年に馬主資格を取得、冠名には自身の名前の音読みである「ホウオウ」を使用しており、近年存在感の増してきている馬主であります。
弟の小笹公也氏は兄に先んじて馬主となっており、冠名「テーオー」で、テーオーケインズなどを所有しています。
「ホウオウ」については弟の「帝王」に対抗する「法王」という意味合いなので「鳳凰」ではないようです。
(※https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/08/14/kiji/20190813s00004048478000c.html)
合計落札額 29億3500万円(税抜)
落札馬の多くがまだ若く、現役であるためこの後の実績がどうなるかはわかりませんが、既デビューの11頭のうちでは重賞を勝利しているのはホウオウアマゾン1頭のみとなっています。
3億8000万のヒルダズパッションの2020、4億1000万のセルキスの2021と
今年、来年にかけてデビューが控えているのでこちらも期待したいところです。
関口房朗 13頭(うち3頭は何らかの事情により所有せず)
みなさまご存じ「フサイチ」で有名な名物馬主、関口房朗氏が13頭を落札しています。
日本ダービーをフサイチコンコルドで、ケンタッキーダービーをフサイチペガサスで制して日米ダービーオーナーという偉業を達成しており、
テレビにも多く出演していた有名馬主でした。
全盛期にはセールで高額馬を次々落札し、大物個人馬主3名の頭文字をつなげた「キンコンカン」(金子・近藤・関口)という言葉を使っていたこともありました。
しかしその後はアメリカで800万ドルで落札した「ミスターセキグチ」が結果を残せなかったなど高額馬が走らず、会社退任に関わる問題などのトラブルもあり所有馬が差し押さえ対象になっていました。
馬主からも撤退して長らく消息不明となっており、ニュースサイトにて関口氏がすでに死亡しているかのような記事も出ましたがそれだけであり、明確な情報が複数ソースから出ていることは現在でも確認されていません。
合計落札額 24億2500万円(税抜)
4億9000万のザサンデーフサイチは差し押さえを経てその後種牡馬となり、昨年種牡馬を引退してTCCで支援を受けることになっているようです。
落札馬の中にマンハッタンカフェやボーンキングがいますが、いずれも購入キャンセルされて別馬主に渡ったようでそのあたりも引き運がありませんでしたね。
ファンジカの2006もフサイチコイチャンと命名される予定でしたが、トーセン島川氏に売却され結局未出走に終わりました。
ウオッカが勝った日本ダービーで1番人気であったフサイチホウオーは今でも語り草です。
山本英俊 11頭(12頭?)
落札者名義はグローブエクワインマネージメント(有)、多田信尊
山本英俊氏はパチンコ機器販売を手掛けるフィールズの代表取締役会長で、2005年から所有馬がJRAで走っています。
所有馬の購入は代理人等を通していることが多く、多田信尊氏は競走馬取引の仲介業を行うグローブエクワインマネージメント(有)の代表です。
多田信尊氏は元タイキレーシングという経歴を持ち、海外競馬にも人脈があります。
山本オーナーの所有馬の多くが藤沢和雄厩舎に預託されていたことも多田信尊氏からのつながりと考えられています。
かつては高額馬含めて多くの馬を所有していた山本オーナーですが、最近は自らが表に出てくることはあまりなくなりました。
理由のひとつは「東京ホースレーシング(旧ユーワホースクラブ)」の買収でしょう。冠名「レッド」で知られる「東サラ」ですが、代表者は山本オーナーの妻である山本洋子氏で、藤沢厩舎へ多く預託していたことも山本オーナーの人脈ということになるでしょう。
バイヤー系のクラブですので山本オーナーやその代理人からの繋がりで募集馬が集まっていると思われます。
また、「スクーデリア」と呼ばれる馬主グループ(のようなもの)でも中心的立場にいると考えられており、スクーデリア名義でセールでの購買を行っているほか、スクーデリア落札馬の共同所有者に含まれている可能性もあります。(共同所有の実態は不明ですが)
セレクト最高落札額馬、トゥザヴィクトリーの2006(ディナシー)は事故で故障しデビューできませんでしたので、馬主名義も登録されていませんが落札者はグローブエクワインマネージメントであり、山本オーナー絡みと思われるためここにまとめてあります。
大損失馬として有名ですが、こういう場合は保険が下りているはずなのでデビューして全く走らなかった馬に比べたらマシであろうと思われます。
その他の所有馬は全てデビューするところまでは行けていますが目立った活躍をしているのはペルーサのみとなっており、あまり結果は出ていませんね。
ラストグルーヴやモンドシャルナなどは話題性は高かったのですが。(もちろん価格も高い)
藤田晋 11頭
ここを見ている方にとってはおそらく説明不要と思われるサイバーエージェントの社長、藤田晋氏がわずか1回のセレクトセール参加ですでにTOP10入りしています。
ご存じの通り、藤田オーナーは昨年から馬主として活動を始めた新人馬主であり、
初の参加となった2021年のセレクトセールで購買した1歳馬7頭は今年デビューとなっています。
今年のセールでも大量落札が予測されるため、さらに順位が跳ね上がる可能性があるでしょう。
窪田芳郎・窪田康志 9頭
このお二人は馬主稼業を引き継いだ親子というわけではないので一括りにするべきではないとは思いますが、ひとまずまとめてとりあげます。
窪田康志氏は秋元康氏らとともにAKBを立ち上げた株式会社AKSの元代表取締役社長です。大樹レーシングでも代表取締役についていました。
その父、窪田芳郎氏も馬主となっており、東京ウェルズ、東京コイルエンジニアリング等で代表取締役を歴任しています。
この親子と山本英俊氏、「ウエスタンファーム」の西川賢氏が「スクーデリア」の一員であると考えられています。
落札者にある鬼塚義臣氏は東サラのアドバイザーであるため、こちらも代理人落札ではないかと推測しています。
1億2500万のラストグルーヴの2016が最高額で、超高額と言われるような馬は所有していないことがわかります。ただ、このラストグルーヴの2016は販売者がスクーデリア。どういう流れがあったのでしょうか?
現在のところ高額馬からは重賞勝ち馬は出ていませんが、オープン級で活躍できているランフォザローゼスやフライライクバードもいます。
窪田康志氏は近年は自身の名義で馬を所有しなくなっており、表に名義が出ていないだけなのか馬主としては手を引き気味なのかはわかりませんね。
松島正昭 [(株)キーファーズ、(株)インゼル] 10頭
((有)坂東牧場名義、トニー倶楽部名義の落札を含む)
今年の日本ダービーを制したドウデュースの馬主、熱狂的武豊ファンである松島正昭氏とその法人名義キーファーズもセレクトセールによく参加しています。
馬主資格取得後の2015年からJRAで競走馬を走らせており、
クールモアのジャパン・ブルームを共同所有で購入して凱旋門賞の鞍上に武豊騎手を指名したことで注目を集めました。
松島正昭氏は自動車ディーラー、株式会社マツシマホールディングスの前代表取締役社長で、現在は取締役会長です。息子で現社長の松島一晃氏も昨年から馬を持っています。
さらに新設のクラブ法人であるインゼルレーシング代表は娘の松島悠衣氏となっています。
「トニー倶楽部」はスマートの冠号の大川徹氏の法人名義ですが、おそらく代行で落札されたのでしょう。2億付近の高額馬も多く落札していますが、あまり結果は残せていません。ドウデュースは庭先取引の馬ですからね。
とはいえ、日本では条件馬であったジェニアルがフランスでG3メシドール賞を勝ち、種牡馬になっています。
三木正浩 (麻布商事) 9頭
三木正浩氏は靴小売業ABCマートの創業者で、2019年から参画している新鋭の馬主です。冠名には「エリカ」「ジャスティン」を使用しており、この名前を見る機会もかなり増えてきています。
エリカヴィータが今年のフローラSを勝ってオークスに駒を進めていました。
高額馬は9頭ですが、まだ若い馬が多いためこれからの活躍に期待したいところです。
以降は簡単に頭数のみ、
杉野公彦(エフレーシング、ムサシノターフ) 7頭
ラウンドワン社長。法人名義はエムズレーシング。
廣崎利洋(廣崎利洋HD(株)) 7頭
アスクホールディングス代表取締役。冠名「アスク」。
黒川哲美((株)KTレーシング) 6頭
2020年11月に破産。
国本哲秀 6頭
シナテック会長。冠名「ショウナン」。シーヴの2019は落札額5億1000万。
西川清・西川光一 6頭
パーク24創業者およびその息子。西川清氏は2005年死去。冠名「カフェ」。
諏訪守 (株)NICKS((株)MMB含む) 5頭
冠名「スワーヴ」。(株)MMBの代表、竹内啓安氏はNICKSのアドバイザー。
(株)ラ・メール 5頭
東洋木材の馬主名義
DMMドリームクラブ [(株)ドリームファーム(株)DMM.com(同)DMM.com] 5頭
ラヴズオンリーユーがG1を4勝。
岡田美佐子、(有)ビッグレッドファーム 5頭
マイネル