カイル王が魔王アングムンドを葬ったガルア平原の戦いから100年…
この記事、正直けっこう手間かかるし(その割になんだこいつと思われてそうなのもあって)今年はもういいかな…と思ってましたが、
他の方の10選を見ているとどうしても、「なんでこの作品がないんだ!」と思ってしまうのでそんな感じでモチベーションを戻して10個選びました。
もし年明けにも暇があったら追加のオマケやるかも。
今回も楽しく最高の作品を振り返っていきたいと思います。
いつも通りネタバレ全開ですのでそこだけは。
それではまずは2020年屈指の名悪役が大活躍する回でテンションぶち上げていきましょう。
①ダーウィンズゲーム #10「旧王(オールドワン)」
人気漫画原作のこの作品、なんといっても最大級の存在感を示しているのがクラン【エイス】のリーダー、王(ワン)さんです。
この中央がワンさんです。みたまんまのヤバさです。
人を殺すのが大好きで、瞬間移動や空間切断という強力な能力を持つ悪のカリスマです。煽り顔も強い!
画像左側がワンさんの手下のケーイチです。空気圧を拳に乗せる空手の使い手という超強力なワンさんの右腕です。
画像右側は火炎魔人さんです。能力は読んで字のごとくですが、倒壊するビルの下敷きになって死にました。
そんなワンさんと主人公率いる【サンセットレーベンズ】の戦いが始まるのがこの回で、ワンさんの絶頂期ともいえる活躍ぶりが光ります。
エイスとの決戦に向けて対策を練るサンセットレーベンズの面々。
リーダーであり主人公のカナメくんは、友達が人質にとられてしまってブチ切れています。
というか、サブタイトルがすでに最高ですね。旧王と書いてオールドワン。王というのはもちろんワンさんのことでしょう。
部下をめちゃくちゃ煽るワンさん。
さて、サンセットレーベンズとの激突の前に、エイスの本拠地に警察が乗り込んできます。
明らかなかませですね。かわいそうに。
ケーイチの拳が一閃!警官の頭が飛びます。
そしてワンさんも出撃!哀れ警察はバラバラに切り刻まれてしまいました。
一方、人質となっている子豚ちゃん。カナメたちの作戦により、能力に目覚めて反撃を開始。
戦う覚悟を決める人質の子豚ちゃん!
「俺は子豚ちゃんじゃねぇぇーーーー!」
ああ、でもモブ顔のキャラがそんな調子に乗ったら…
さて、警察の壊滅に続いてサンセットレーベンズもエイスの本拠地に突入しました。
各地でバトルが始まっています。
ついに、仲間たちの力によってカナメはワンさんの目の前まで迫ります!
人質の居場所を尋ねるカナメですが、子豚ちゃんはすでに死んでしまっていたのでした。案の定である。
ショックを受けるカナメ、そして最高の笑顔を見せるワンさん!!(人間の顔か?)
そしてCパート。
戦意を失ったかに見えたカナメ。ワンさんも期待外れという表情をしますが…
銃撃一閃!当初はあまり敵を殺さないようにと考えていたカナメですが、ヘッドショットで殺害!
ついに覚悟のキマったカナメとワンさんの戦いが開始されます!以下最終回!
血盟(サンセットレーベンズ)
いやー、このまま最終回も見たいですねえ。提供も最高。
ワンさん、まさに王にふさわしいキレっぷりで本当に最高でした。
さて、私がブログやツイッターで『乙』と言ったら『漫画へうげもの』の『乙』を意味していまして、
毎年この記事でも『乙』な作画を注視しているのはおなじみだと思いますが、(そうか?)
今年は小さいものはあれど、致命的な作画崩壊をしているものは少なかったような気がします。
「球詠」や「はてな☆イリュージョン」は話題にはなりましたが…
そこで、今回ここで選出したいのはこの作品。
②ラディアン2 #15「奈落へ誘(いざな)う滅びの調べ」
トニー・ヴァレントによるフランスの漫画作品で、空前絶後の冒険アニメでありながら
異なる存在たちの対立や差別をも描く重厚な物語であり、それを天下のNHKが大々的にアニメ化したのですから作画崩壊なんてあるわけがないです。
第1期が好評(と言っても10選に選んでいた人は数えるほどでしたが…)に終わり、第2期が始まりました。
ところがその第2期は水曜19時25分という微妙枠…この枠見てる人いるか?雲行きが怪しくなってきました。
場面は魔法使いの国と、魔法使いを迫害する異端審問官たちとの戦争がついに始まったところです。
魔法使い騎士団のクイーン・ブーディカの強大な魔法攻撃に対し、異端審問官は魔法を無効化する装置で対抗します!
って、ちょっと待って。これ、前回見たよ!
アバンタイトルで3分30秒の間、前回ラストのくだりが繰り返されます。まあ、子供も見る作品だからそういうこともあるかもね…?
この子は2020年褐色っ子の中でも屈指のかっこかわいさを誇る魔法使い騎士団のオコホです。ちょっとこの作画だとアレですが…
首のアザを押されると相手のいいなりになってしまうというエロすぎる呪いを持っています。もっと人気が出てもいいのにね。(↑の画像は別の作画が良い回のものです)
だいぶ違和感のある作画になってきましたが、一方そのころ場面が変わって、地下のシーン。
この映像のままナレーションが入り、主人公セトの会話が始まりました。動かない…
拷問を受けたトラウマを抱えるディアバルとセトの会話が続きます。
(動かない)
セトに助けを求めるオコホ。マジでもうちょっとかわいくしてやってくれ…!
またこのシーン
最後にもう1回入って…
このシーンも長い。人物がいない(小さい)シーンが長すぎるよ!
ちなみにこのシーンは主人公視点で通路を走っているシーンではなく、通路の奥から主人公が走ってきているシーンなので動きません。走ってきた主人公が大きく描かれる前にシーンは切り替わります。というか、通路の奥に主人公の姿が見えるまで何のシーンなのか分からないので超困惑します。
その後地上に出たセトは異端審問官に襲われます。
主張をぶつけ合うセトと異端審問官。このあたりもちょっと怪しいですが、まあ。
この後も裏切りなどかなり深刻な場面や重いやり取りが続いていくのですが、
作画的にはややわかりにくいシーンがある程度でギリギリ維持できました。
多数のキャラが戦闘をする戦争シーンを描くため、暗い動かないシーンで省力するというテクニカルな乙回でありました。現在NHKで行われている再放送で、作画修正があるかどうか注目です。
フランスの人たち怒らないのかな?
んでは、フランスのシリアスなファンタジーアニメの次は国産のほっこりファンタジー(途中まで)を見ていきたいところです。
③白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE #7 「山菜採り」
この回は次回予告でサブタイトルが出た瞬間に皆を虜にしたという2020年屈指の回ですから、
おそらく話数単位10選の集計でも相当上位に入ることでしょう。
このアニメ、ゲーム白猫では前日譚に当たるエピソードのようで前日譚らしいバッドエンドで締める作品なのですが、
そのための前フリとして存在しているこの超平和な「山菜採り」はすごく大事な回なんですよね。
ストーリーを見ていきます。戦争をしている黒の国と白の国ですが、黒の国の使者として闇の王子たちが白の王を訪れて停戦を申し入れました。
そのまま黒の国の使者たちと白の王と仲間たちは意気投合し、衣服を交換してハシャいだりしていました。(王なのにそんなことある?)
アイリス(白の王)様の摘む山菜は、いいぞ!
行きましょう!山菜採り!
白の王と黒の一行は山菜採りに向かうことになったのです。(停戦を申し入れに来た一行と山菜採りってそんなことある?)
いつも山菜を採っているアイリス様、浮かれる他のメンバーにしっかり指導をすることを忘れません。
さすがは山菜採りガチ勢。
これはふきのとう。
白の国と黒の国、親睦のためそれぞれ1人ずつ組になって山菜採り。
いい雰囲気の白の王と黒の王子。
シーマとアデルもなんだかちょっといい雰囲気がありますが、これは特に活かされなかったですね。
山菜もいっぱい採れました。
協力して山菜料理作りを始める一行。いやー、ほのぼのとした安心できる回ですよ。
と、ここでラブコメ定番の押し倒しイベントが発生。
池に落ちてびしょびしょになってしまいました。(う~ん、味わい深い!)
山菜料理完成です!
白の国の山菜に、黒の国の調味料を加えて…
おいしい~~!
こんな日々がずっと続けばいいのに…
2020年でもトップクラスのほのぼの回でしたね。まあ、次の回でいきなり崩れ去るわけですが。
ちなみに、世界崩壊バッドエンドの後の原作ゲームでの展開として、
アイリス様を淫売呼ばわりするシーマが見れるようです。
これのために(動画で)見てきましたが、フルボイスで堪能できました。
結局テオ君もアイリス様を恨むようになってしまっていたので、あーあもう白の国がバラバラだよ。(実際バラバラになったけど)
このくだりはメインストーリー13章でどうぞ。(ためになる情報)
続いては新時代のアーティストから生まれたアニメから。
④ARP Backstage Pass #7「Fantasista」
全ての22/7ファンがこの形式でアニメをやってくれと言ったともされる、
キャラクターを掘り下げるアニメパートとそのアニメパートを振り返るARPメンバーのスタジオパートという構成の作品。
この回はARPきっての個性派(全員個性派だが)であるレオンの魅力が炸裂する回です。
「みなさんこんにちは!MCレオンです!滑ってませんよ!」
最高の入りですね~。
ARPデビュー直後からその天才ぶりを発揮して大人気となったレオン君。…というところで
「こんにちは。ミーアたんです。」(CV速水奨)
この謎の生物は!?
この謎の生物ミーアたんは、レオン君が描いた絵がもとになっており、レオン君の代弁者、心の声を語る存在です。(自称)
本音と称して暴言をアテレコしていくミーアたん。
こんなの本音じゃないと言い返すレオン君ですが、
デビュー戦勝利のあとはARPメンバーとのバトルに連戦連敗のレオン君。
ミーアたんはレオン君に本当は泣いているだろうと詰め寄ります。ここもレオン君の本当の居場所ではないのではないか…?
しかしそれを否定するレオン君。(法廷で)
これは秘密基地ごっこ!
これは一人枕投げ大会!
これは立ち尽くしてからの…
ダンス!
レオン君は罰ゲームで課された漫才も最高に楽しんでいました。
楽しめた理由、それが「SHOW MUST GO ON」というメンバー間で統一された一つの気持ち。
バトルで勝っても負けても楽しいのがARP!
もっとみんなを楽しませるレオンになるためにここにいる、
最高のパフォーマー、憧れのみんなが仲間にしてくれた、こんなに素敵な場所はない。
それなら十分とばかりにレオンを導く?ミーアたん。
「歌え!お客さんが待っとるで!ショー・マスト・ゴー・オンや!」
ライブパートのクオリティもすごいんですよね~。
小さいころのレオン君が描いた落書きのカットで締め。
からの~本編!
アニメパートへの感想を困惑しながら述べていくARPメンバーたち。
「またまた神回でしたね!」
ほんとそれ
「レオン君らしい個性的な回ではあったよね?」
王子様っぷりを発揮するイケメン擁護。
「こんなサイケな回、国によっては違法、放送禁止だからな?」
レオンと書いてシュールと読む。レイジのツッコミはこのパートで非常によく効いています。
ミーアたんの暴言についても各々ツッコミを入れたりいつも通りの楽しいパートでした。
このパートがあることによってキャラクターに親しみも湧いてくるし好きになっていくんですよね。
最終回、このスタジオパートで視聴者に向けてお別れの歌を歌ってくれたのは最高に粋でした。
と、いうわけで見た目はサイコながらしっかりキャラの内心に迫って掘り下げていくという
この作品の魅力溢れる回になっていましたね。
それな。
前半最後はこのブログには珍しい超大人気覇権アニメ。
⑤ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld #21「時の彼方」
さすがにこれほどの大人気作品、説明するまでもなく皆さんご存じだと思いますが、凄まじい展開が続いたアリシゼーション2期。
その中でもキリトさん復活を上回る最大のビッグウェーブを起こしたのがこの回ではないでしょうか?
キリトさんが歴史的な大復活を遂げ、アンダーワールドでの戦いも終結。
しかしキリトさんはそのままアンダーワールドに取り残されてしまいました。その嫁アスナもキリトとともに残ることを選択。
一方、アリスを奪いに来たテロリストチーム。
アリスの奪取に失敗し、リーダーも死亡。その腹いせに施設ごとの爆破を企てます。
こちらはすごい顔で死んだリーダー。
メインエンジンである原子炉の爆破を阻止するため、危険地域に向かおうとする中西さん。
死ぬ気か…中西さん…!!モブっぽい研究員が名乗ったそばからやたら死ぬアニメだな!
しかし、その中西さんも1人だけ残っていたテロリストに足止めされてしまいます。
絶体絶命のピンチに現れたのは…
ロボットのニエモンです!
晶彦さん…
(この人は茅場の元恋人の凛子さんです)
!???
SAO1期からの大ボス、茅場晶彦がロボになってまさかの登場!!
ってか、お前なんで自分が善玉科学者みたいな言いぶりなんだよ、歴史に残る大犯罪者だろ。
原子炉を爆破する爆弾を除去するため、銃撃に耐えながら進む茅場ロボ!!
機体への損傷も甚大!このままでは!!
お願い…晶彦さん…
そんな想いもむなしく、あえなく力尽きた茅場ロボ。全出力を停止してしまいます。
ですが、まだです。あなたはキリトくんのライバルのヒースクリフだろと黒歴史を煽っていく凛子さん。
黒歴史をつつかれた茅場ロボ、たまらず再起動!!
そしてついに、茅場ロボ、爆弾撤去に成功!!!
いや、なんなんだよそのポーズ!ラオウかお前は!
ウォォォォーーーーーーッ!!!!
晶彦さん…!
しかしまだ話は終わっていません。
消えたテロリスト1名、消えた茅場ロボのボディ、そしてアンダーワールド内のキリトさんとアスナは…?
衝撃のクライマックスも見逃せません!(マジで衝撃だった)
いやー、本当、超人気作の底力を思い知らされた回でした。あの茅場がロボになってラオウ死に、予想できるわけがありません。
ソードアート・オンライン、最強のアニメです。
といったところで前半終了となります。
いつも通り後半は別エントリにて。